【最遊記】桃源郷の魔法使い〔壱〕 (ページ26)

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Cleaning beauty① ページ26

とある日

今日も今日とてジープで西へ向かっていた

悟空「あッちょいタンマ！てめェ今カードすりかえただろ！？」

悟浄「てねェよ！目のサッカクじゃねーのー？」

悟空「じゃあ今捨てたカード見せてみろよッ」

悟浄「ｹｯヤダね」

悟空「〜〜〜このエ〇河童ぁ！」

悟浄「ああ！？やるかチビ猿！」

トランプをしていた二人はいつもの様に揉め始める

三蔵「降りてやれ降りて！」

八戒「今日もまた賑やかですねぇ」

「私を挟んで掴み合いしないでよ…耳が痛((」

ゴンッ

悟空がバランスを崩して前のフロントガラスに頭をぶつけた

白竜が驚いたのか、その衝撃でタイヤが道を踏み外す

八戒「あら？」

ザボンッ

そのまま川に落ちてしまった

悟空「ぷはあッ」

悟浄「冷てえッ！おいッてめーのせいだぞバカ猿！」

悟空「何でだよ！元はと言えばお前が…」

三蔵「死ね！このまま死ね！」

二人の頭を掴んで水に沈める

すると、後ろからクスクスと笑い声が聞こえてきた

女性「あ、ごめんなさい…あんまり楽しそうだから、つい…」

三蔵「俺をこいつらと一緒にしないでくれ…」

八戒「もしかして洗濯にいらしたんですか？スミマセン、水を汚しちゃって」

悟浄「それよりどーすんだよ。替えの服までズブ濡れじゃんか」

「この量はさすがに(魔法を使って乾かすには)ちょっと体力が…ｸｼｭｯ」

何だか寒くなってきて、くしゃみが出る

八戒「！とりあえず川から出よう」

「ん…」

女性「あの…服を乾かすなら、ウチの村まで来ませんか？笑っちゃったお詫びに、熱いお茶もお出ししますから」

村へ到着すると、私が先に、その後にお兄ちゃん達もシャワーを浴びた

この女性は旬麗(しゅんれい)さんというらしい

旬麗「あ、タオル足りた？」

八戒「助かりました。スミマセン、服までお借りして」

旬麗「ううん。サイズが合って良かった」

一人暮らしみたいなのに、何で若い男物の服があるんだろう…？

いや、それはともかく…
みんなの服装がレア過ぎる…特に三蔵。

三蔵「…何ジロジロ見てやがる」

「…いや、意外と似合うなぁって」

三蔵「！………“意外と”は余計だ」

八戒「あはは」

悟浄「Aちゃんも、服装が変わるだけでまた一段と魅力が増すね？」

いつの間にか隣に来ていて頭を撫でられる

悟空「確かに！いつもよりもっと可愛い感じ」

「！ふふっありがと」

八戒「…旬麗さん、やっぱりAにも男物の服を((」

悟空・悟浄「「いやこのままで！」」