検索窓
今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:30,464 hit

奴_隷 160 ページ30

.


晋助に乗る、って…?



高「…この船で、俺と行くって事だ」


A「…!」


高「…ちと、調子に乗りすぎたが
最初っからそのつもりでてめぇをここに呼んだ」


A「…晋助…」


高「…最も、てめぇは
それ以前の問題みたいだがな」


A「…っ」



晋助はそう言いながら
私の首輪を指で弄んだ。

…山崎さん達の事、なんで分かるんだろう。



高「何で分かるんだ、って思ったろ
…分かるぜ。…昔から、見てたからな。」


A「…っ!」



い、言い方真似された…。



高「…で?てめぇは誰を選ぶんだ」


A「…それは…。…晋助なら、誰を選ぶ?」



晋助はいつもの艶めかしい笑みを
顔に浮かべながら言った。



高「…んなもん1番嫌いな奴に決まってんだろ?」


A「…え、なんで?」


高「…まァ、そのうちわかんだろ。
…それか分かるまで待てねぇっつーなら」


A「…!」



晋助は私の頬に触れると
傷付き黒澄んだ左目と
暗くとも確かに光を宿す綺麗な右目

確かに2つの目で私を視ながら

昔の私の大好きな優しい笑みで彼は言った。



高「…いっそ全部忘れて俺に堕ちてみるか」

続編のお知らせ→←奴_隷 159



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
37人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:由麻 x他1人 | 作成日時:2016年4月10日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。