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奴_隷 145 ページ15

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この時、当時の私は気付かなかったが

パシリにしようと
してたのは図星だったんだろう



桂「…!あ、あれは新作のんまい棒!
…よし、銀時はしょうがないなぁ!
俺が一緒に買いに行ってやろう!」


銀「お前がんまい棒買いたいだけだよな!?
おい、ひっぱんじゃねー!」



目をキラキラさせたあにぃは
銀さんをひっぱって駄菓子屋まで
連れていってしまった。




高「…いっちまいやがった
…はぁ。しかたねーな、待つか」


A「うん!…あ、ねぇ見て見て!」


高「…あ?…携帯?」



私は、もしもの連絡手段に、と
買ってもらった携帯を晋助に見せる。



A「あのね!あにぃがくれてね!
これ写真撮れるんだよー!」


高「ふーん…」


A「晋助一緒に撮ろーよっ!」


高「え、俺も撮るのか?」


A「だめー?」


高「…。…しょうがないな」



この時に撮ったのが
あの時山崎さん達に見られた写真だった。



銀「んーっ!このチョコうんめー!」


桂「新作新作…フフフ…」


A「あ!あにぃ達来たー!いこ、晋助!」



勢いよく走り出した私が悪い。



高「あ、おいっ!」


A「わっ!!」



この時に思いっきり石に躓いて

でも、転ばなかった。



高「…あぶねー…」


A「…!し、晋助っ!」



晋助が助けてくれて



高「もう、転ばないようにな」



手を繋いでくれた。



A「あ、ありがと!」



その時から

当時の幼い私の目には
助けてくれた晋助が
すごくかっこよく見えて

次第に目が離せなくなって


気付くと好きになっていた。


晋助は私の…初恋の相手だった。

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作者名:由麻 x他1人 | 作成日時:2016年4月10日 14時

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