奴_隷 143ー沖田side ページ13
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あの後、山崎に説得され
2人でAに謝りに行く事になった。
沖「ったく、てめぇが
Aから離れりゃいい話でさァ」
山「そ、それは沖田さんもでしょう!?」
沖「あぁ?」
山「…あ、あれって」
沖「…?…あ」
山崎の視線の先を見るとそこには
派手な着物で大層目立っている高杉晋助がいた。
…こりゃあ、捕まえるチャンスでさァ
沖「後ろからバズーカで…」
山「ま、待ってください!
今バズーカないですし!
それよりも隣!隣見てください!」
沖「あ?…あれは…」
隣を見てみると
そこにはAの姿があった。
山「何してるんでしょう…」
沖「…近付いてみまさァ」
山「は、張り込みなら任せてください!」
沖「張り込みじゃなく尾行でさァ」
そんなことを話しながら
隠れつつゆっくり近づいて行った。
そして、ボソボソと会話が聞こえる中
その言葉はハッキリと聞こえた。
A「晋助の事大好きだよ」
そう言って高杉晋助の手を繋ぐ
Aがハッキリと見えた。
山「…な…」
沖「……」
山崎も聞いたらしい。
…あー、…ホント…最低な人でさァ
沖「…どうしますかィ?」
山「副長たちに連絡…いや、でも
Aさんも居るとなると…」
沖「…ここで待つか」
平然を装ってるつもりで
多分、お互い精神的には
かなり荒れてるんだろう
それでも表に出すまいと
必死に隠してやがる。
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作者名:由麻 x他1人 | 作成日時:2016年4月10日 14時