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43話「対魔王」 ページ45

あれから数日間。ハクロウ達の指導のおかげで戦闘技術が飛躍的に向上した。リムルの名付けの影響もあるのだろう。


ベニマルからは、「Aは遠距離戦が群を抜いて優れている。だが接近戦には弱いからそっちの訓練を最優先にしろ」と言われた。


確かに私は体力も体術も劣っている。
現にベニマルと対等に戦うと速攻で負けるのだ


思考を巡らせていると、ぐぅ。と音が鳴る


__朝の厳しい訓練でお腹は悲鳴を上げていた


『…食堂にでも行くか』


今日は何を食べようか。訓練終わりにはがっつり行きたいものだが……と。そこで、何かを感じる



見上げると、リムルが物凄いスピードで移動していた。

《告。膨大な魔力を感知しました。》


大賢者が魔力感知で危険を察知する



『もしかして……ミリム?』


オークディザスターを倒して…国が発展して……
やはりその時期だろうか?


行ってみるか。
地面を蹴って飛躍する。


確かこっちの方に……いた。


身の隠せそうな木に着地する。念の為ライフルを構える。効きそうにはないが。



「私は魔王ミリム・ナーヴァ!お前がこの町で1番強そうだから挨拶しに来てやったぞ!!」


「初めまして……どうして私が1番強いと?」



例のファーストコンタクトが始まる。

てことはそろそろ……


予想通りシオン達が攻撃を仕掛け、リムルを逃がそうとする。


ダメもとで1発撃ち込む。が弾かれる

『まあ魔王に効くわけない____!?』


ミリムと目が合って、ターゲットにされた。



すぐさまそこから離脱する。


案の定私がいた木にはミリムが立っていた。


なんて速さだこの魔王は!?


《告。自動護衛状態(オートガーディモード)を発動し__『却下!』……了。》



相手は相手だが、自分の力で戦ってみたいと思ってしまった。その私の意図に勘づいたのか、大賢者は心做しか呆れながら従った。


さて。

44話「認めない」→←42話「その刃に何を刻む」



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怠慢のにぼし(プロフ) - 100人突破しました!!皆様お気に入り登録ありがとうございます!! (2020年3月13日 12時) (レス) id: 2524957e30 (このIDを非表示/違反報告)
怠慢のにぼし(プロフ) - いえいえ!!!!進行上少しだけになるかもしれませんが気長にお待ちください!!! (2020年1月12日 18時) (レス) id: 2524957e30 (このIDを非表示/違反報告)
黒い翼の堕天使(プロフ) - マジですか!?ありがとうございます!! (2020年1月12日 18時) (レス) id: 87644745f4 (このIDを非表示/違反報告)
怠慢のにぼし(プロフ) - 本当にごめんなさい!!!!!!機会があれば百合をぶち込みます!!!!! (2020年1月12日 18時) (レス) id: 2524957e30 (このIDを非表示/違反報告)
黒い翼の堕天使(プロフ) - 好きです!!! (2020年1月12日 18時) (レス) id: 87644745f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:怠慢のにぼし | 作成日時:2020年1月4日 22時

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