検索窓
今日:64 hit、昨日:158 hit、合計:886,531 hit

42話「その刃に何を刻む」 ページ44

(マスター)。力及ばず申し訳ございません。》

普段は無機質な大賢者の声に、少し悲しそうな感情が混ざってるように聞こえた。


(ううん、大賢者はよくやってくれたから。
___もう今は休んでて)

《……了。》


大賢者を励まして、少し怠さを覚えながらベニマルと目を合わせる。


すると彼は満面の笑みで、

「お前の戦闘技術は凄い。だがまだ経験が足りない
……リムル様を守れるように修練するんだぞ?」


なんて、手を伸ばしながら言葉を投げかけてくる。
惚れさせる気か。イケメンめ


『……わかった。』


素直にベニマルの手を握って立ち上がる。


「どうだ?うちの侍大将は強いだろ?」

リムルが満足そうに言ってきた。



『ふふ、これはなかなか勝てそうにないかな』


私はあまりの完敗に、ふと苦笑いが溢れてしまう



彼の言うように、大賢者と2人で強くなれるように、これから修練を重ねるべきだろう。

師匠なる者の予想はついているので、この先の未来が安易に想像できて力が抜けてしまいそうだ。



『……この国の守護者にはそう簡単にはなれないみたいね?』





手の中に眠る、折れた剣を見ながらそう呟いた

43話「対魔王」→←41話「ボッコボコ」



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (217 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
478人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

怠慢のにぼし(プロフ) - 100人突破しました!!皆様お気に入り登録ありがとうございます!! (2020年3月13日 12時) (レス) id: 2524957e30 (このIDを非表示/違反報告)
怠慢のにぼし(プロフ) - いえいえ!!!!進行上少しだけになるかもしれませんが気長にお待ちください!!! (2020年1月12日 18時) (レス) id: 2524957e30 (このIDを非表示/違反報告)
黒い翼の堕天使(プロフ) - マジですか!?ありがとうございます!! (2020年1月12日 18時) (レス) id: 87644745f4 (このIDを非表示/違反報告)
怠慢のにぼし(プロフ) - 本当にごめんなさい!!!!!!機会があれば百合をぶち込みます!!!!! (2020年1月12日 18時) (レス) id: 2524957e30 (このIDを非表示/違反報告)
黒い翼の堕天使(プロフ) - 好きです!!! (2020年1月12日 18時) (レス) id: 87644745f4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:怠慢のにぼし | 作成日時:2020年1月4日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。