27話「ドン引き」 ページ29
夕飯を食べ終えるとすぐに、エレンが目を輝かせながら私の腕を引っ張って温泉へと連行する。
一休みを知らんのか
そんなエレンより一足先に向かっているカバル達も似たようなものだった。なんなのだこいつら。
◇◇◇
服をかごに入れて、代わりにタオルを身体に添える。エレンが「わ、大っきいぃ……」などと言ってくるが無視だ。
身体を一通り洗ってから湯に浸かる。
ちゃぷ…と音を立てて波紋が広がって行く。
芯まで温まるような湯が、私の身体を包み込む
『うおぉお…温かい……』
広い夜空に消えていく湯気を眺めながら呟くと、
「ふふ、A。なんかおっさんみたいになってるわよぅ」
とエレンに笑われながら言われる。
『……うるさいわね』
異世界に来てからというもの、火炎系の魔法なんて使えないから今まで冷水で身体洗ってたのだ。
多少おっさんが出ても見逃してほしい。
「昼ぶりだな!温泉は楽しめてるか?」
悲しい思い出を思い返してると、引き戸が開いてスライム達が入ってくる。
あれぇ……なんかデジャヴぅ……おっかしいなぁ……
おっかしいなぁ……
「ちょ、ちょっとAさん。あまりつつかないでくれ」
度重なる偶然さに、不満を浮べて八つ当たり気味にスライムをつついていた。
「あと何その目!?!俺なんかした!?」
____蔑む目で。
『リムルさん。私は貴方の女性服の趣味を疑うわ』
「なんで!?!本当に心当たりないんだけど!?!服!?なんで服?!!」
『うるさい下心の塊』
「初対面だよねぇ!?ねぇなんで急に罵られるの!?」
あったのだ。服屋に。
スライムで遊びながら、久々の温泉をゆっくりと堪能するのである。後々一緒に入っていたシオンらに色々言われたのは言うまでもない
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怠慢のにぼし(プロフ) - 100人突破しました!!皆様お気に入り登録ありがとうございます!! (2020年3月13日 12時) (レス) id: 2524957e30 (このIDを非表示/違反報告)
怠慢のにぼし(プロフ) - いえいえ!!!!進行上少しだけになるかもしれませんが気長にお待ちください!!! (2020年1月12日 18時) (レス) id: 2524957e30 (このIDを非表示/違反報告)
黒い翼の堕天使(プロフ) - マジですか!?ありがとうございます!! (2020年1月12日 18時) (レス) id: 87644745f4 (このIDを非表示/違反報告)
怠慢のにぼし(プロフ) - 本当にごめんなさい!!!!!!機会があれば百合をぶち込みます!!!!! (2020年1月12日 18時) (レス) id: 2524957e30 (このIDを非表示/違反報告)
黒い翼の堕天使(プロフ) - 好きです!!! (2020年1月12日 18時) (レス) id: 87644745f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:怠慢のにぼし | 作成日時:2020年1月4日 22時