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スクールバッグをリュックのように背負って、ヘッドホンを付けてゲームをしながら靴箱に寄りかかっていた彼。







え、なんで。







大我が待っててくれた…?私のために?








「、なんで?」


大我「おばさんからメール来たろ?今日ウチで飯食うらしいじゃん」






俺もさっきかーちゃんからメール来た。
















「大我と一緒に帰るの久しぶりじゃない?」


大我「んーそうだっけ?」


「最近一緒に帰ってくれないじゃん」


大我「なに、一緒に帰りたいの〜?」














電車を降りて、そこから少し坂を登ること10分。



ニヤリと笑った大我に、スクールバッグで背中を叩いておいた。











昔はここは手を繋いで歩いていたなぁ。
手を繋いで歩かなくなったの、いつからだっけ。




小学6年生の頃。





大我と同じ学校に行くために勉強ばかりになって、友達と少し溝ができてしまって、無視されるようになった。

私は休憩時間にも勉強していたから、私にも非があるとは思っている…。けど。













○「Aちゃん、つまんない!きらい!」




「えっ、なんで…」













12歳の私に、"嫌い"の2文字は重くて。無視された挙句嫌いなんて言われて、勉強も大変で心が潰れてしまいそうだった。





そんな時。













大我「そんなやつ、Aのともだちなんかじゃない」






私の大粒の涙を、大我の小さな腕が拭った。




グレーのブレザー。






大我「Aはおれがぜったいまもる。だから、もう少しがんばって」







真っ白くて温かい手が、私の頭を何度も撫でてくれた。






大我「おれんちでショートケーキくおう?」






大我の家までの坂道。






手を繋いで歩いた。

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あんじゅ(プロフ) - mayu11172000さん» コメントありがとうございます♡Part2はまだ下書きの段階なんです…ごめんなさい(><)もう少しお待ちくださいっ!!! (2022年5月11日 8時) (レス) id: b8ed25930e (このIDを非表示/違反報告)
mayu11172000(プロフ) - パスワードを教えていただきたいです!楽しみにしています😻 (2022年5月11日 2時) (レス) @page28 id: 1d2423b3c9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あんじゅ | 作成日時:2022年4月1日 2時

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