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大我｢A、熱あるん？｣
大我に名前を呼ばれてふと我に返る。
｢いやいや、超元気だし｣
大我｢？そう。なんかボーッとしてたからさ｣
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元気ならいいや、とまた金髪を揺らす。
大我の髪、いつまで経ってもプリンにならないなぁ。
面倒くさがりのクセに美容院にはちゃんと通ってるんだ、と心の中で感心した。
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毎日登っているこの坂。
高校生になってから、体力が落ちたせいかずいぶん家まで遠く感じるようになった。
既に私は息が上がっていて、喉乾いたーって大我に言えば
知ったこっちゃねーわ、って顔をこちらに向けてきた。
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大我｢ねぇA、今から俺んちの目の前の自販機のサイダー賭けて競争しよ｣
｢……はぁ？｣
時々、大我は突拍子のないことを言い出す。
そして、
｢絶対負けないから！！｣
それにまんまと乗っかるの私も私だ。
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私もスクールバッグを背負って。
大我の合図で、同時に走り出した私たち。
運動はからっきしダメな大我と、何においてもそこそこな私はどっこいどっこい。
大我｢待って……A……意外と…はや、い｣
ジュースを賭けた戦いとなれば私も話は別で。
大我がゼーハー言う中、黙って走り続ける。
なのに体が重くてなかなか坂を駆け上がることは出来ない。
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大我｢よっしゃあ！！！！｣
｢……くっそ｣
結果、タッチの差で私が敗北。
320円は痛い出費だと思いながら、私もプシュッとサイダーを開けた。
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あんじゅ(プロフ) - mayu11172000さん» コメントありがとうございます♡Part2はまだ下書きの段階なんです…ごめんなさい(><)もう少しお待ちくださいっ！！！ (2022年5月11日 8時) (
レス) id: b8ed25930e (このIDを非表示/違反報告)
mayu11172000(プロフ) - パスワードを教えていただきたいです！楽しみにしています😻 (2022年5月11日 2時) (レス) @page28 id: 1d2423b3c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんじゅ | 作成日時：2022年4月1日 2時
