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大我｢久しぶりにこんな走ったわ｣
自販機のそばに座り込んで、ブレザーを脱ぐ大我。
私もその隣に座って、カッターシャツの袖を捲った。
｢めっちゃ短い距離なのにすごい疲れた｣
あっつー！と言いながら、じんわりと出てきた汗を拭きながら、首の裏にペットボトルを乗せた。
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｢もう夏だね｣
大我｢まだゴールデンウィークも来てねーよ(笑)｣
近くの公園から聞こえる小さい子どもたちのはしゃぐ声と、車が過ぎ去っていく音。
時おり吹く、少しだけ気持ちいい風。
桜はとっくに散っていて、緑の葉っぱがつき始めている。
確実に、夏が近付いている。
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2人してぼーっとしていて、サイダーはすでに空っぽ。
大我｢今日の夜メシさ、エビフライらしいわ｣
｢最悪！炭酸飲んだからお腹膨れる…｣
大我｢ちょっとメシの時間遅らせてもらおーぜ｣
｢賛成｣
無言なのに、心地よい。
東の空からだんだんと暗くなってきて、そういえばもう18時過ぎてる。
そろそろ帰ろうかと大我に言おうとした時。
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大我｢この際だから言っちゃうんだけどさー…というか俺の独り言だと思って聞いて｣
ゴクリ、大我が最後の一口。
サイダーを飲み干した。
大我｢俺が北斗のことめちゃくちゃ好きで信頼してるっていうこと大前提で聞いてよ｣
｢なによ(笑)｣
大我｢だーかーらー、返事いいって｣
しゃがんでいる大我が俯く。
まるでコンクリートと話しているみたいだ。
大我｢Aって北斗のこと好きだったりする…？｣
大我｢俺さ、ちょ〜〜〜っとだけ、ほんとちょっとだけ気に入らないのよ｣
Aと北斗が仲良く喋ってんの。
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ほんと、ちょっとだけ。
だんだんAが遠くなっていく気がして。
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あんじゅ(プロフ) - mayu11172000さん» コメントありがとうございます♡Part2はまだ下書きの段階なんです…ごめんなさい(><)もう少しお待ちくださいっ！！！ (2022年5月11日 8時) (
レス) id: b8ed25930e (このIDを非表示/違反報告)
mayu11172000(プロフ) - パスワードを教えていただきたいです！楽しみにしています😻 (2022年5月11日 2時) (レス) @page28 id: 1d2423b3c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんじゅ | 作成日時：2022年4月1日 2時
