26 ページ26
･
･
和也｢………マジか｣
いつの間にかクラステントに来ていた二宮先生が、思わず声をもらす。
陶器のようなツルツル肌に雪に負けないくらい真っ白な肌が日焼けで少し赤くなっている。
･
･
"二宮クラス、まさかの大逆転！！！！ゴールテープを切ったのは松村北斗くんです！！！！"
･
･
ぶわぁっ、と歓声が上がった。
北斗ー！！松村くんー！！！と、クラスのみんながグラウンドへ駆け出していく。
彩羽｢やばいじゃん、あいつ！！｣
いつもより高い位置で結んだ彩羽のポニーテールが私の目の前で揺れて、それにつられて私も急いでグラウンドへと出た。
｢北斗、めっちゃすごかった｣
額から汗を流した北斗が、少し恥ずかしそうに笑って。
私よりも一回りは大きな手を差し出した。
北斗｢西宮さん、やっと笑った｣
私も反射的に手を出していて
ぱちん！！！！！と大きな音を出して、ハイタッチをした。
･
その後、北斗はどこか遠くを見つめながら微笑んでいた。
こめかみの辺りから汗がまた流れる。
スポーツドリンクを飲むと、出っ張った喉仏が動く。
口パクでなにか言っていたように見えた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 250人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あんじゅ(プロフ) - mayu11172000さん» コメントありがとうございます♡Part2はまだ下書きの段階なんです…ごめんなさい(><)もう少しお待ちくださいっ！！！ (2022年5月11日 8時) (
レス) id: b8ed25930e (このIDを非表示/違反報告)
mayu11172000(プロフ) - パスワードを教えていただきたいです！楽しみにしています😻 (2022年5月11日 2時) (レス) @page28 id: 1d2423b3c9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あんじゅ | 作成日時：2022年4月1日 2時
