最低で結構。

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『…』

｢…｣








気まずい。



そりャそうだ。

付き合ッても、若しくは友達でも無い今日知り合ッた奴らだ。





｢…Aちゃんさ、怖い？｣


『…何がですか？』





話題を振ッてくれるのは嬉しいけど…その話題がこれか、、





｢ずっとさ、俺の家系能力でAちゃん見てたけど




ずっと何かに怯えてたよね｣






…





『ヒトの心覗くとか変態ですか？』


｢いやちが！？そういうのじゃなくて！｣










…全く、怖くない訳じャなかった。








いきなり知らない世界に来て、


周りのヒト達は皆人間とはかけ離れて




翼を出して飛んだり、


鋭い牙や角、尻尾があッて、



知らない色の食べ物



ぶッちャけ、吐きそうになッたのはその見た目のせいだッたりもした















…そして、このヒトの発言で確信した。





ここは本当に人間のいる世界じャないと







『…ま、そりャ知らない男と起きたら一緒に寝てたとか。怖いに決まッてますよ』



｢そ、それは…ごめん｣





しョげてるのか、私の足元にある尻尾が若干下に下がッた




『ありがとうございます』



｢…へ？｣



『見ず知らずの私を拾ッてくれて。ありがとうございます。』





そう言い、背を向けていた筈のムルムルさんと目を合わす



『…だから、さッさと寝てください。気まずいです』


｢ちょっと感動した俺がバカだった！！！！！｣






…ばぁかばぁか。






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