Ψ後の晩餐5

第200χ ページ21

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休日、自室で本を読んでいたが、コーヒーを飲もうとリビングに来た

キッチンから何か話し声がしたと思い見ると、Aさんと母さんが仲良さそうに話している

もう違和感も何も感じない程に慣れ親しんでるな


｢う〜〜ん…………｣


後ろを向くと、父が何か悩んでいた


考え込んでどうしたんだ？
リストラなら早くハローワーク行ってこい

｢違う！ほらもうすぐママの誕生日だろ？プレゼント何がいいかなーと思ってさ｣

ああそうか
僕も何か用意しないとな

｢はぁ〜今年は何がいいかなぁ〜……去年は僕が仕事中でも寂しくないように僕の等身大のマネキンを贈ったんだけど……今年はそれを超えないとな〜……｣


確かにそれ以下のモノは思いつかないな
やれやれどんなセンスしてるのだアイツは……


キッチンに向かうと、2人で悩んでいた


｢｢うーーん…………｣｣

考え込んでどうしたんだ？
離婚するなら早い方がいいぞ

｢あ、斉木くん、お邪魔してます！｣

｢そうじゃないわよ。ほらもうすぐパパの誕生日でしょ？プレゼントどうしようかな〜って考えてたの！｣

そうだな……食パンの袋を留める奴とかでいいんじゃないか？

｢う〜ん何がいいかしらね〜……去年はパパの等身大のマネキンにしたんだけど今年はどうしよう……｣

｢等身大のマネキンにしたんですか…………｣


2体目？！





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｢くうちゃんAちゃん、パパの事お願いね｣
｢楠雄、Aちゃん、ママの事頼むぞ……｣

｢｢え？｣｣

｢あれ？！パ、パパもでかけるの？！｣

｢えっ……あっ、うん……えっ？！ママも？！｣


なんだ2人一緒に出掛けるんじゃなかったのか


｢2人でお出かけじゃないんですか？｣

｢あっ、うん……僕は……えーと……そのー……や、山！山に芝刈りに行くから……｣


日本昔話か


｢わわ……私もそう！えーっと……川？そう川！川で洗濯しようかなって｣


家でやれ


｢は、はあ……｣


プレゼントを買いに行くのか

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