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第178χ ページ48

《ぬるいな》

「わあ?!?!」


急に目の前に斉木くんが現れ、死ぬほどびっくりした

しかも服のまま……
気づいてくれたんだ……!!


「斉木くん……!!」


思わず抱きしめると、"冷たっ"と言われてしまった


《とりあえず出るぞ》

「うん……!」


抱きついたまま瞬間移動し、男子部屋に戻った

のはいいものの、2人はびしょ濡れのまま
私に至っては服もリングも更衣室に置かれたままだ


「ありがとう……」


抱きついていた体を離そうとすると、手で背中をぐっと抑えられた


《そのままでいろ》

「えっ…………?」


ドキドキと心臓が鳴り、言われるがまま抱きついていた


「ぶえっ!」


下から温風がぶわっと全身を突き抜け、2人の体はあっという間に乾いた


あぁ、この為か……

少しがっかりしたけど、全身あっという間に乾いたのは助かった

あとは私の服とリング……
服はまだ部屋にあるけど、下着が無い
でもなんか斉木くんには言いにくい……
けど湯浴み着のまま取りになんて行けないし……


《……はぁ。服か》

「あっ……」


そうだ、今はお互いリングをつけてないから思考が読まれるんだった……


《とりあえず服を着て取りに行ったらどうだ?女子更衣室には行ったことないから瞬間移動は使えないぞ》

「こういう時に限ってスカートなんです……部屋にある服……」

《とりあえず着ろ。僕のコートを上から羽織れ》

「分かった……」


とりあえず自分の部屋に戻り、下着無しで服を着た
気持ち悪いけど暖かい……

斉木くんが来て、コートを貸してくれた
羽織ったのはいいけどさすがに大きいし、長さも安心出来るほど長くは無い
なんだか変態になった気分だ


《行くぞ》


あ、斉木くんも一緒に来てくれるんだ

早足で部屋を出て、更衣室へ向かう
スカートが気になって仕方ないので、後ろのお尻の所で手を組んで歩いてるけどまるで意識高い系女子みたくなってしまう

最悪だぁ……


斉木くんは多分防衛の為に後ろを歩いてくれてるけど、恥ずかしすぎて死にそう

走って行きたいけどスカートがめくれたらやだし、我慢して1歩1歩歩いて行くしかない

こんなに長く感じた道のりは初めてだ

やっとの思いで更衣室に着き、やっとの思いで下着とリングを着けた

こんなに下着が恋しかったの初めてだ……!


「ありがとう斉木くん……!!」


……湯浴み着下着代わりに着れてくれば良かったんじゃ…………

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設定タグ:アニメ , 斉木楠雄のΨ難 , 斉木楠雄   
作品ジャンル:アニメ
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まつり(プロフ) - 点P撲滅隊リーダー兼隊長兼事の発端者。さん» 読んで下さってありがとうございます!糧になりますー(*´˘`*)頑張ります!! (2021年4月23日 6時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
点P撲滅隊リーダー兼隊長兼事の発端者。(プロフ) - 更新頑張って下さい!! (2021年4月23日 0時) (レス) id: 162be80354 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まつり | 作成日時:2021年3月5日 9時

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