Ψ後の晩餐4 (ページ46)

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第176χ ページ46

その後各部屋に戻ると、ゆめのちゃんは速攻寝てしまった
あんだけ行動して喋っていればそれは疲れる

少し寂しくなって男子部屋に行く事にした

部屋を出て、男子部屋をノックする

……返事無いな

そっとドアを開けると、もう暗くなっていた
目が慣れ始めると、燃堂くんと海藤くんが寝ているのが見える
斉木くんは温泉かな？

……なーんだつまんない
でも斉木くんは静かに入りたがってたし、きっと今頃ゲルマニウムリングをつけて温泉浸かってるんだろうな

そんなことを考えていると、私も温泉に入りたくなってきた

さっきはすぐのぼせちゃって上がったから、私も温泉入ってこよ～っと
私はリングを外すけど、斉木くんは今つけているから丁度いいし

支度をして、温泉に向かう

なんだか1人は寂しいような静かでいいような

そんな事を考えながら女湯に到着
あ、男女逆になってる

さっき男湯だった方かぁ……
あっちと違うのかな？

服を脱ぎ、体を洗って温泉に浸かる

あーやっぱり温泉は最高だ……
ふぅ………………

………………1人だとやっぱりつまんないな……

そうだ景色を見ればまた違うかも
屋上プールに行ってみよ

温泉をすぐにあがり、湯浴み着に着替えて屋上プールへ向かった

うぅ……さっむい……
……あれ、人が浮いてる…………？！

｢死体？！｣

《……Aさんか》

｢あ……あれ？斉木くん……？何でここに？｣

《温泉は集団がいて普通に声がうるさかったからこっちに来た》

｢運が悪かったね……でも何も浮かなくても……びっくりしたよ……｣

まぁ確かに、今ここには私と斉木くんしかいない
こんなに大きな屋上プールでこの景色も斉木くんと2人で見れるなんて最高だなぁ

｢斉木くんと2人でこんな景色見れるなんて最高だよ～。斉木くん好きなんだなぁって改めて思っちゃうよ｣

《……よく恥ずかしくもなくそんな事が言えるな》

｢なんか心が落ち着くと素直になれる感じがして……。ごめんね、1人でいたかったのに邪魔しちゃって……｣

《……別に》

そう言いながら、プールから出て上がってしまった

｢もう戻っちゃうの？｣

《……あんまり遅くなるなよ》