第143χ ページ13
《何も解決してないぞ。これでいいのか?》
「したよ。いいの、これで。斉木くんは超能力があるから、恋愛難しいんだろうなって思ってたし……私が斉木くんを好き。それで終わり。そのままでいたかったの」
《だからリングを忙しなく付け外ししてたのか》
「そうだよ。でもやっぱりテレパシーが通じる日が多くなると、私の気持ちは隠しきれないね」
《…………》
「時間の問題だと思ってたし、私の気持ちを隠すより、斉木くんとたくさんお話できる方が幸せだから……リングを外す事も多くなった。だから、逆にバレてスッキリした!」
《……悪いな。僕にはまだ、難しい》
「んーん!いいの!……斉木くん、」
?
「大好きだよ」
!!
こんなに柔らかい笑顔は初めてだった
パイロキネシスを使った時の様に身体の熱が一気に上がり、顔が熱くなる感覚に、咄嗟に顔を横に逸らした
なるべくAさんに見られないよう、顔の前に腕を持ってきたがこんなこと意味が無いのはわかっている
全身の血流が早くなり、心臓の働きがやけにいい
息苦しささえ覚える
こんな感覚に陥ったのは初めてだ
苦しくも甘い、不思議な感覚だ
「斉木くん」
《……なんだ》
「お願いがあるんだけど…………」
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まつり(プロフ) - 点P撲滅隊リーダー兼隊長兼事の発端者。さん» 読んで下さってありがとうございます!糧になりますー(*´˘`*)頑張ります!! (2021年4月23日 6時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
点P撲滅隊リーダー兼隊長兼事の発端者。(プロフ) - 更新頑張って下さい!! (2021年4月23日 0時) (レス) id: 162be80354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まつり | 作成日時:2021年3月5日 9時