第165χ ページ35
周りに違和感を感じふと横の本棚を見ると、本が何冊かふわふわ浮いている
他にも時計や布団、あらゆる物が浮いていた
キョロキョロしていると、すぅっと元の位置戻り始めた
「…何だったの?斉木くん何したかったの?」
《さぁな。僕にもわからん。Aさんといるとたまに超能力が勝手に出る》
「……だから地震みたいな事が多々あったのかぁ……何でだろうね?」
《知らん》
「前私の学祭の時、斉木くんが出て行っちゃった時も超能力勝手に出ちゃったよね?……今なんか怒らせちゃった?」
《いや全然》
「えーなんだろ?感情的になった時とか?感情的になるのって怒った時だけじゃないじゃん?」
《別に今感情的になんてなってな…………》
「ん?」
《いや、なんでもない》
「何でだろうね?まぁ私のせいでは無いことは確かだね!」
《………………》
無言……
え?私超能力者だったとか?!
いや違う
それは絶対無い……
まぁ、斉木くんの何らかの力が働いたんだろう
「それよりあのコーヒーゼリーちょっと苦いね」
《そうか?》
「うん!美味しいんだけどね」
《なんだやるんじゃなかったな》
「美味しかったってば……!!まぁでも、斉木くんが喜んでるならそれでいいや!えへへ」
このクリスマスプレゼントはとっても気に入ってくれたようだ
斉木くんが喜んでると、私も嬉しい
私へのクリスマスプレゼントはその斉木くんの美味しそうな顔って事にしとくよ
最高じゃん
《その笑顔はどうも苦手だな》
「えぇっ?!ショック!!そんな変な顔してた?!」
《いつもだろ》
「ひどい!!もう私斉木くんの前で笑わない!!」
《無理だな》
「……無理ですね」
だって、こういう時間が幸せなんだもん
笑わないなんて無理
「ねぇ斉木くんもっかい勝負しよ!ジャンケン!」
《どうせ負けるだろ》
「運じゃん!!」
《このケーキ食べるからしない》
「やっぱり私よりスイーツをとるんだ!!ケーキのイチゴが無くなるか私の頭が無くなるか選べって言われたらどうせイチゴだけは助けてくれとか言うんでしょ?!」
《だからどういう選択だ》
「もういい!スイーツやろう!スイーツ大好き人間!!スイーツ王!!」
とか言ったけど……
幸せなクリスマスだなぁ
メリークリスマス斉木くん
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まつり(プロフ) - 点P撲滅隊リーダー兼隊長兼事の発端者。さん» 読んで下さってありがとうございます!糧になりますー(*´˘`*)頑張ります!! (2021年4月23日 6時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
点P撲滅隊リーダー兼隊長兼事の発端者。(プロフ) - 更新頑張って下さい!! (2021年4月23日 0時) (レス) id: 162be80354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まつり | 作成日時:2021年3月5日 9時