第519χ ページ20
部屋のすぐ前では千里眼をしてる斉木くんと、その両端にいるお父さんとお母さんの姿
なんだここにいるんじゃん、と思いながらも、何か大事な話でもしているなら邪魔しないでおこうと部屋のドアを開け、1歩踏み出した
そこには、斉木くんみたいな人物が大量発生しており、しまいにはドロドロとしたモンスターなんかもいる
私に気づいたみんなは"ちーっす"と挨拶をしてきた
あまりの光景に心臓が止まりそうになって、倒れてから起こされるまでの間の記憶は無い
起きた後に全て斉木くん(本物)から説明を受けた
その時からダブルはトラウマなのだ
この作戦は昨日聞いていたから知っていたけど、やはりダブルは嫌だ……
うーんと眉をしかめていると、目の前が急にパァァっと明るくなった
片目を瞑り、様子を伺う
｢ちょっ、まぶしっ！！｣
みーこは"ナニゴト？！"と身構え光を手で隠した
少しすると光がスゥ…と小さくなり、モワモワと上がる煙の中からもう一体の斉木くんが姿を現す
みーこが"おぉ……！"と目を輝かせたのは一瞬で、表情はすぐにスンと戻ってしまった
絶対なんか違うと思ってるな……
そのもう一体の斉木くんは目がギョロっとしていて、人形っぽい顔
これは私から見ても……いや誰から見ても怖い
《どうだ？》
｢うーん……確かになんか違うね……｣
｢だよね、怖いのよそこが｣
｢上手く言えないケドパチもんみたいな……まぁでも遠目で見たらそんなには……｣
みーこは斉木くん(偽物)に近づき、ジロジロと見ながら触れようと手を伸ばした
《触らないでよもう》
｢うわぁビックリした！！｣
斉木くん(偽物)……いや、以降斉木Bと名付けよう
斉木Bは、ウザいといった表情でみーこの手を退けた
｢喋るのコイツ？！……いや今のテレパシー？！使うの？！｣
《当たり前だ僕のダブルだぞ》
《テレパシーだけじゃないよ》
｢｢えっ、そうなの？｣｣
それは私も知らなかったな……
なんて思っていると、左耳から《ほら》と聞こえ驚いて振り向いた
｢ぎゃああああ！！！｣
｢うわぁああああ！！｣
斉木Bは私とみーこの間に瞬間移動してきた様で顔がすぐ近くにある
｢ひぃいいい斉木くん怖いよぉおおお！！｣
怖さのあまり斉木くんの元へ走りしがみつくと、"やれやれ"と呆れた顔をしていた
本っ当にダブル嫌！！！
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八分雨_(プロフ) - まつりさん» レスありがとうございます！！！！もちろん、絶対最後まで見ます！！！無理せずに頑張ってください！！楽しみにしています！ (2021年8月21日 6時) (
レス) id: 1ae85e2dd8 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - 八分雨_さん» わぁぁありがとうございます……！嬉しいです！！Twitterフォローもありがとうございます！！嬉しいです！ちょっと更新滞ってますが……良かったら最後まで見てやって下さい！ (2021年8月21日 5時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
八分雨_(プロフ) - 更新頻度めちゃくちゃに高くて今まで読んだ中で一番だったと思います！新参者ですが企画等、ぜひぜひ参加したいなと思いました！更新無理せず頑張ってください！小説のプレゼント企画すごく賛成です！長文失礼しました！ツイ名は八況です！よければ仲良くなりたいです！ (2021年8月20日 21時) (レス) id: 1ae85e2dd8 (このIDを非表示/違反報告)
八分雨_(プロフ) - こんばんわ！こちらのシリーズ小説通しで読んで楽しませていただきました！原作のものを少しずつ変えて書くのってすごいことだと思うので、めちゃくちゃ感動しました…！所々のお知らせ等も読ませていただき、Twitterの方もフォローさせていただきました！ (2021年8月20日 21時) (レス) id: 1ae85e2dd8 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - え？さん» わぁいありがとうございます！！長いですからね……お疲れ様でした！最近更新が止まっててすみません……これからも頑張ります(*^^*) (2021年8月18日 10時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まつり | 作成日時：2021年7月3日 9時
