第503χ ページ2
｢斉木くんは……｣
Aさんと話していると、灰呂から話かけられ2人で振り向いた
｢いつもこれくらいの時間に下校するのかい？｣
《なんか乗ってる》
(なんか乗ってる)
灰呂の背中には、杖を持ち首に風呂敷を巻いた和服のおばあちゃんがおぶられている
《え？本当にそのおばあちゃん何？妖怪？》
(こら失礼でしょ！！って聞こえてないけど……！)
｢はぁ〜……すまないねぇ｣
｢いえ当然の事ですよ！｣
あぁなんだ困ってるお年寄りを助けたのか
あまりに自然過ぎて何が何だかわからなかったぞ
｢ごめん斉木くん、Aさん。少し遠回りになっちゃうけど駅まで送ってもいいかな？｣
｢悪いねぇ｣
｢全然おっけーだよ！｣
(ね、斉木くん)
《さすがにこの状況で先には帰れないな》
いや凄いな灰呂は
こんな自然に人助けするやつ初めて見たぞ
(凄いね灰呂くん、偉いよね)
《中々いないな》
｢ごめんね2人とも。何か予定とかあったら本当にすまない｣
｢んーん！何も無い……よ……｣
《何か連れてる》
(何か連れてる)
灰呂の右手には泣いている小学生くらいの男児
お前またかよ
……迷子か？
｢お母さんとはぐれちゃったのかい？大丈夫すぐ会えるから｣
｢迷子だったのかぁ｣
｢うん、そうみたいだね。……行こう！お兄ちゃんについてきて！｣
｢そういえば駅の前に交番あったよね？｣
｢そうだったね！斉木くん、この子も連れて行こう！｣
《知らん。やりたかったら勝手にしろ全く……》
｢巻き込んでしまって悪かったね。困っている人はほっとけなくてさ｣
｢灰呂くんは優しいね！見習わなきゃ！｣
｢そんなことないよ！当然のことさ！｣
全く……大したお人好しだ
灰呂の人の良さには呆れにも似た、ため息が出てしまう
神も超能力持たせるならこういう奴にしろ
｢Oh!アイムソーリー｣
いや何で英語で言うんだよ
瞑っていた目を開け、灰呂を見た
｢ハウ トゥ ゲット ザ ステーション？！あ〜えっと……プ、プリーズウェイト ア モーメント｣
｢OK.I'm waiting.｣
｢風船もう少しで取れるから泣かないでね……！！｣
……何か群がってる
Aさんは木の下で泣いている女の子に風船を取ったり、灰呂は外人に道を尋ねられ、ゴタゴタとしている
いやもうマジで何なんだ？
1人で抱え込むなよ
｢風船取れないよ〜……！手が届かない〜……｣
｢あっAさん、僕が取るからいいよ！｣
そしてAさんはいつも通り足でまといである
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八分雨_(プロフ) - まつりさん» レスありがとうございます！！！！もちろん、絶対最後まで見ます！！！無理せずに頑張ってください！！楽しみにしています！ (2021年8月21日 6時) (
レス) id: 1ae85e2dd8 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - 八分雨_さん» わぁぁありがとうございます……！嬉しいです！！Twitterフォローもありがとうございます！！嬉しいです！ちょっと更新滞ってますが……良かったら最後まで見てやって下さい！ (2021年8月21日 5時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
八分雨_(プロフ) - 更新頻度めちゃくちゃに高くて今まで読んだ中で一番だったと思います！新参者ですが企画等、ぜひぜひ参加したいなと思いました！更新無理せず頑張ってください！小説のプレゼント企画すごく賛成です！長文失礼しました！ツイ名は八況です！よければ仲良くなりたいです！ (2021年8月20日 21時) (レス) id: 1ae85e2dd8 (このIDを非表示/違反報告)
八分雨_(プロフ) - こんばんわ！こちらのシリーズ小説通しで読んで楽しませていただきました！原作のものを少しずつ変えて書くのってすごいことだと思うので、めちゃくちゃ感動しました…！所々のお知らせ等も読ませていただき、Twitterの方もフォローさせていただきました！ (2021年8月20日 21時) (レス) id: 1ae85e2dd8 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - え？さん» わぁいありがとうございます！！長いですからね……お疲れ様でした！最近更新が止まっててすみません……これからも頑張ります(*^^*) (2021年8月18日 10時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まつり | 作成日時：2021年7月3日 9時
