Ψ後の晩餐8

第370χ ページ48

｢それって………………海藤くんじゃん！！｣

｢｢｢は？｣｣｣

《君バカなの？》


あ、言っちゃった……！！
あれ？でもなんか雰囲気が……


｢あれ？ゆめのちゃんも気づいたんだよね？｣

｢うん｣

｢か、海藤くんもだよね……？｣

｢おう｣


海藤くん、平然としてる……！
もしかしてもう付き合ってるから当たり前とか？！


｢……私、男の子同士だって応援するよ！！性別なんて関係ないと思ってるし、凄くお似合｢ちょちょちょっと待ってくれAさん……！｣


海藤くんに止められた
そんなに焦らなくてもいいのに…
私は本当に応援するよ


｢いいよ瞬…もうそういう事にしておいてくれ……俺寝るわ……｣

｢え？！亜蓮？！いや俺は良くないんだけど？！｣

｢亜蓮がいいって言うならそういう事にしておこう…ま、そういう事だA……おやすみ｣

｢ねぇ俺どういう立場？！｣


海藤くんはねぇねぇとアタフタしている

モテるなぁ海藤くん
でも結局は窪谷須くんを選んだんだね
ごめんゆめのちゃん、知与
両想いなら、その2人を応援しなくては……

だから斉木くんもはぐらかしてたのか……


そう納得し、布団に潜った


《そういう訳じゃないんだが》


あれ？斉木くんに心読まれてる


《リング外したろ》

(あ、そうだった)


布団に潜る時に外したんだった


(まさか窪谷須くんの好きな人が海藤くんだったとはね……しかももうなんか付き合ってそうな感じじゃなかった？)

《いや全くそんな感じじゃなかった》

(え？！そう？！)

《まぁ君がそう思うならそれで好都合だな》

(え？どういう事？！)

《おやすみ》

(えっ？！)


……みんな寝ちゃった……


カチッカチッと時計の音だけが聞こえる
22時か……
みんな寝るの早いな……

でもあんだけはしゃいでたら疲れるよね……

私は疲れすぎているせいか寝れない


布団の中で何度も寝返りする


うーん寝れない何でだろう……
やっぱり疲れすぎていると寝れないのか
学くんと色々あったからな……
思い出すとなんか腹たってきたな……
イライラして余計寝れないじゃないか……！！

何かいい事を思い出そう

うーん
みんながサプライズで来てくれた事…
斉木くんと花火した事…
斉木くんとちゅーした事…………
ちゅちゅちゅ……！！
ちゅーしたんだそういえば……！！


《うるさい》

(ぎゃっ？！起きてたの？！ごめん……！！)


かぁぁああ！！！
恥ずかしいぃいい《つまみ出すぞ》


ごめん……

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