Ψ後の晩餐8

第344χ ページ22

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次の日、また朝からお母さんに呼ばれ、家に来た
昨日お母さんたちが帰って来た後に聞いたら、やっぱりなんの理由も無く私を呼んだらしい

そして今日も呼ばれ
そして今日も理由は無い

ここのみんなが好きだから良いんだけどね


｢斉木くんのテレビで録画したのあるから見てもいい？｣

《また勝手にしたのか》

｢だって斉木家にいる時間の方が長いんだもん……｣

《……はぁ……》


その時、インターホンが鳴った


《嫌な予感は的中だな……》

｢え？誰？｣

｢くぅちゃ〜ん、出てちょうだ〜い｣


斉木くんはまたため息をつきながら玄関へ向かう
私もその後を追った

斉木くんが玄関のドアを開けると、海藤くんがいた


《また余計な奴が》

｢また？！それ私じゃないよね？！｣

｢よ、よー斉木……！お、Aさんもいたのか！｣

｢海藤くん久しぶり〜でもないね｣


結構会ってた


｢こないだぶりだな！というか斉木……あの……あれ……招待状って……あれ……読んだ？｣

《捨てた》

(えぇ？！昨日の黒い封筒海藤くんからの招待状だったんじゃん！！)


知らない奴だって言ったくせに……！


｢くぅちゃんどなた〜？｣


奥からパタパタとお母さんが来た
ふっふっふ
斉木くん、これで断れないな


｢あら海藤くんこんにちは〜｣

｢こ、ここここんにちは……！｣

｢どうしたの〜？｣

｢さ、斉木くんと行きたい場所があったんですけど集合時間に来なくて……それで来ました！｣

《チッ、海藤め余計な事を……》

｢……くぅちゃん、行くわよね｣

《……今すぐ行く準備しろ》

(ラジャーッ！！)


あ、でも私誘われたわけじゃないし……
行っていいのかな？


私がオロオロしていると、海藤くんはそれに気付いた様で、"一緒に行こうぜ！"と誘ってくれた

斉木くん曰く海藤くんは私はもう斉木くんとセットの様に思っているらしい

なんか嬉しいな〜！


｢１回家帰って用意してくるね！｣

｢おう！じゃあAさんの家の前で待ってるぜ！｣

｢わかった！お母さん行ってきまーす！｣

｢3人とも気をつけてね〜｣


お母さんに手を振り、3人で私の家に行き、海藤くんと斉木くんに玄関で待ってて貰った


｢……よし、お待たせ！行こう！｣

｢おう！｣


…………そういえばどこに行くんだ？

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