Ψ後の晩餐6

第257χ ページ30

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｢でね、私はみーこって呼んでるんだけど、まさかこっちで会うとは思わなかったの！最近転校して来たんだって〜！それでみーこの転校先が──｣


相変わらずペチャクチャとよく喋る
朝からよくそんなに喋る内容があるものだ

登校時間会ってから別れるまでずっと喋り続ける

いつもの事ながら内容は全然聞いていないしどうでもいい


｢あ、もうここだ！またねー！｣


やっと静かに登校できる……





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｢SK狩り？何それ？｣

｢え？知らねーの？相卜がS.Kのイニシャルの男を毎日1人ずつ呼び出してなんかやってんだって｣

｢はぁ？！エ□い事？！エ□い事してんのかよ？！なぁ？！｣

｢いや聞いた話だと……なんかビリビリに破いた紙を頭に振りかけられたり手の甲に液体のり垂れさせたりよく分からん事されるらしい……｣

｢何だそれ……どーでもいいな……｣

｢あ、でも1人顔面を胸で挟まれたって奴もいたらしいけど……｣

｢改名してくる！！｣


SK狩りか……
やれやれ……しらみ潰しに探そうって訳か

全く厄介だな……超能力者という奴は……


相卜は占いを駆使した予知能力と探知能力に優れた能力者だ

中でも人のオーラを視る能力は相当焦らされた
ソレさえ封じれば何とかなると思っていたが……
やれやれ……


教室を出ると、反対のドアに相卜が来た


｢うぇいすー。斉木楠雄ってどれ？｣

｢え？あぁ……斉木ならそこの席に……あれ？｣

｢うっそ〜ガビーン｣


また対策を練らないとな……




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放課後、相卜の様子を伺いに屋上のドア上に来て、寝そべった


｢なぁ……話って何かな？さっきからずっと鉛筆削ってるけど……聞いてる？｣

｢…………｣

｢用件……当ててやろうか？愛の告白だろ？その鉛筆削るのも照れ隠しかな？フフッ｣

｢……｣

｢いいよ？付き合ってあげても。僕もキミみたいな胸の大きい子が…｣

｢よいしょー！！｣

｢ほげえぇぇぇぇ？！？！｣


削った鉛筆のカスを口に突っ込むとは……やるな……


｢ペッ！ペッ！な……何をするんだキミはー？！｣

｢んーやっぱ違うわ。おつー｣

｢はぁ？！何がァ？！｣


その男は出ていき、相卜1人残った


｢ハイこいつも違うっと。あーマジバイブスブチ下がりなんですけど。全然いねーじゃん本当にこん中にいんの？！オーラ視えりゃ安定なんだけどなぁ……｣

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