第228χ ページ1
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「あ、お義父さんですか?僕です!僕!…………あれー?切れちゃったなー……」
「着いたって連絡したかったのに」
「あの……私もほんとについてきて大丈夫だったんですか?久しぶりに実家帰るのに……」
「いいのいいの!Aちゃんずっと紹介したかったんだもの!電話でAちゃんのお話した時に会いたいってお母さん言ってたし〜」
「なんかすみません……」
この間斉木くんの家で夜ご飯をご馳走になった時、一緒に実家へ行かないかと急に誘われた
それはさすがに申し訳無くて断ったけど、お母さんがぜひ一緒に来て欲しいとお願いしてくれたもんだから来た
けど……
ほんとに良かったのかな……
(斉木くん、私ほんとに来て大丈夫だったのかなぁ……)
《両親が一緒に来いと言ったんだから別に問題無いだろ》
(でも私みたいな他人がいたらみんな落ち着かないんじゃ……)
《両親はもう他人と思ってないぞ。一緒にいて落ち着かないやつなんて連れて来ないだろ》
(そっかぁ)
そう言われればそうだけど……
まぁ、ここまで来たんだし、しっかり挨拶して楽しもう!
でも緊張するなぁ
「あ!バス来たわよ」
───────
「ふ〜〜……やっぱ遠いなぁ……もう超能力の事知ってるんだし瞬間移動でいいんじゃない?」
「フフッ、楽しちゃダーメ」
つ、ついに……!
着いた……!
緊張して大きく息を吸っていると、隣にいた斉木くんが後ろを振り返った
?どーしたんだろ
「?どーした楠雄」
「あら國春さん!」
「わっ!お義母さん!わざわざ出迎えに来てくれたんですか?!」
「あなたがAちゃんね」
「は、はは初めまして!お父さんお母さん斉木くんにはいつもお世話になっております……!」
おばあ様若っ!!
「そんなに固くならないで、フフッ。おばあちゃんって呼んでね」
よ、呼びづらい……
「そういえばあなた達今お父さんと電話した?」
「え?いえ、さっきかけたんですけどすぐ切れてしまって」
「……変ねぇ……」
「変って?」
「いや今ね、お父さん楠雄ちゃんから電話もらって切ったと思ったら慌てて出て行ったのよ……じゃあ誰だったのかしら?」
「っていうかそれって……」
「詐欺?!斉木くん……っ……あれ?」
隣を見ると斉木くんがいない
もうおじいちゃんを助けに行ったのかな
「多分くぅちゃんお父さんの所へ行ったのよ〜とりあえず中へ入りましょ」
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まつり(プロフ) - とんこつさん» 朝イチでおはようございます。笑 そんな大優勝なんて申し訳ないです……!自分から言っといて何言ってんだって話ですよね笑 今日シリーズ7に移行しますので、良かったらそちらも見て欲しいです……!本当に読んで頂きありがとうございますo(^▽^)o (2021年4月11日 6時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
とんこつ - 夜中にこんばんは(控えめ)はい!まつりさんが大優勝ですよ!!ありがとうございます(*^▽^*) (2021年4月10日 23時) (レス) id: ce3e3c4100 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - とんこつさん» こんにちは!読んで頂いてありがとうございます!……朝まで?!お身体が心配です……!と思う半面"朝になりました"で笑ってしまいました笑 過去1……!これは私優勝でいいですか?!笑 こちらこそありがとうございます!更新頑張ります!! (2021年4月8日 11時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
とんこつ - こんにちわ!すっごく面白くてずーーっと読んでて朝になりました笑更新頑張ってください!この作品過去1面白いです!ありがとうございます! (2021年4月8日 11時) (レス) id: ce3e3c4100 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - 玲さん» 初めまして、読んで頂いてありがとうございます!!楽しんで頂けてる様で嬉しいです!まだまだ続きます!!笑 頑張ります!!笑 (2021年4月6日 18時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まつり | 作成日時:2021年3月30日 10時