#37 -全身組- ページ37
アンチ事件から1週間が経った。
おかげさまで私は毎日楽しく実況できている。
そんな中全身ラジオのゲスト出演が決まりました。
-ラジオ収録中-
レ「シエルちゃんさぁ、キヨくんのことどう思ってる?」
レトやんにそう振られる。
レトやんは真顔で聞いているが、キヨくんはニヤニヤしている。
『めっちゃ大切な親友』
キ「えっ!?それだけ?」
『うん。それだけ』
それだけじゃないじゃん。十分じゃん。
私がキヨくんのことちゃんと思ってるの伝わるでしょ?
キヨくんは私に「好き」って言って欲しかったんだろーね…。
レ「じゃあ、俺のことは?」
『大好き!』
キ「はぁ?」
あ、ヤベ。
ラジオ録り終わったら殺されるなこれ…。
-ラジオ収録終了-
無事収録が終わった。
案の定キヨくんはレトやんを睨んでいる。
レトやん悪くないのに…。
レ「キヨくん、俺何もしてないよっ!?」
キ「Aに好きって言われてた」
うわぁ…。めんどくさっ。
じゃあ私がキヨくんに好きって言ったらレトやん睨むのやめるんか?
『キヨくん大人げないよ。私キヨくんのことも好きだからね』
もうヤケクソでめっちゃ棒読みで言ってやった。
なのに…キヨくんは嬉しそうにレトやんの背中をバシバシ叩いていた。
キ「Aが俺のこと好きだって」
レ「よかったね…」
レトやんも飽きれ気味である。
キヨくん子供みたいで本当めんどくさい。
レ「あ、アンチどーなった?」
レトやんはキヨくんに叩かれた背中を擦りながらそう言う。
あーあ。背中痛そう…。
『まだいっぱいいます。消えればいいのにね』
キ「お前怖ぇよ…」
キヨくんは私の笑顔が怖いと言って引いている。
レトやんもサイコパスだとか言ってるけど、ヒラくんのがサイコパスだし。
キヨくんのが笑顔怖いよ。
レ「でもAちゃんが元気でよかった」
レトやんはニコっと笑ってくれる。
やべぇ…かわいい。
私はキヨくんがいるのにも関わらず、レトやんに抱きついた。
レ「うわぁ!」
『レトやん好きっ』
私のこの言動のせいで、キヨくんがさらに子供っぽくなったのは言うまでもない。
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作者名:紫燕-sien- | 作成日時:2019年11月28日 12時