#03 -マリオ組- ページ3
フジくんとキヨくんとフジくんの家で飲んでいる。
フ「A〜。今度一緒に実況しぉー」
酔っぱらったフジくんは鼻血が出るほどかわいい。
私にめっちゃ絡んでくるところとか、私と絡んでくれるところとか。
キ「てか、俺ら幼馴染みだって言ってねぇな」
キヨくんは動画テンションだ。
…正直めんどくさい。
『え、言う必要ある?』
フ「言わなくていいぉ〜。Aは俺の最愛の幼馴染みなんだし」
酔っちゃって何言ってるかわからないフジくん。
かわいい…。
『フジくん、フジくん、ぎゅーして?』
自分でも自分が何を言ってるのかわからないが、酒の勢いに委せてフジくんにぎゅーしてもらおうと思った。
が、キヨくんが許してくれるはずかなく…。
キ「A〜!何で俺とはいちゃいちゃしてくれないのぉお!?」
キヨくんは私を後ろから抱きしめた。
…あー、めんどくせぇ。
てか、キヨくんの息が耳にかかってくすぐったいし…きゅんってする。
『キぉくんっ…』
キ「Aー。俺のこと好き?」
キヨくん…声がerい。
酒のせいで、体が熱いし。
それにキヨくん、私の耳にキスしてくるし。
リップ音がぁぁぁぁ…!
私、耳弱いんだよぉ…。
『好きだから、やめてぇ…』
キ「じゃあ、今度俺ん家来いよ」
『わかったからぁ…』
普段ならキヨくんとこんなこと絶対しないんだけどな…。
てか…何か忘れてない?
フ「………。A?」
あー…。
典型的なシチュエーションだぁ。
キ「あ、ごめん」
『フジくーん。ごめんねぇぇぇ』
私はキヨくんを振り払い、フジくんの胸に飛び込む。
フ「うわぁあ!」
『フジくんー。私はキヨくんなんかよりフジくんのが大好きだからねぇ!』
キ「あ?」
『キヨくんのことも大好きだよ』
キ「…ん」
やべぇ、顔真っ赤にしてるキヨくんかわいい。
キヨくんのこと天使かと思ったわ。
『キヨくん、キヨくん、明日キヨくん家行くね』
キ「うん…」
だぁぁぁあ!
かわいいなぁぁぁぁぁ!
フ「え、俺とも実況撮ってよ?」
天然か。
私がキヨくんの家に行くのは実況撮るわけじゃねぇよ。
『うん、明後日くらいにはフジくん家行くね』
フ「待ってる」
フジくんは、フジくんの膝の上にいる私の頭をぽんぽんしてくれる。
キヨくんのやつよりキュンキュンするわぁ。
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作者名:紫燕-sien- | 作成日時:2019年11月28日 12時