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#04 -フジ- ページ4

一昨日の飲みの勢いで、フジくんと初コラボすることになった。
最俺のメンバーとの初めてのコラボだ。

ということで、私はフジくん家に来た。

私はチャイムを鳴らさず、ドアを開けてフジくんの家に入る。
ドアに鍵くらいかけとけよ…。
フジくんかわいいから襲われちゃうよ(真顔)。

フジくんがいつもいるベッド付近と編集パソコン付近にはフジくんはいない。
おかしいな、と思いトイレのドアを開けると、背後から足音が聞こえてきた。
後ろを振り返ると、風呂上がりで布を全く身につけていないフジくんがいた。

フ「えっ…!?」

『うぃーっす』

フジくんは顔を真っ赤にして、私の目をフジくんの大きな手が塞いだ。

フ「何でいるの…?」

恥ずかしかったのか、声が震えている。
私の目を塞ぐ手も震えている。

『え、実況撮ろって言ったじゃん』

フ「チャイムくらい鳴らしてよっ」

『鍵開いてたし、フジくんならいっかって』

フ「よくない!」

フジくんかわいすぎるから。
本当、襲われちゃうよ?
てか…、

『昔一緒に風呂入ったじゃん。気にするほどのこと?』

フ「気にするよ!昔はいいけどさ!」

めっちゃ“昔”を強調して言う。
『え、じゃあ“今”はダメなの?』
そんなことを言ったらさらに話が終わらないし、早く目のところの手を退かして欲しかったから会話を終わらせる。

『フジくん、そろそろ手ぇ退かして』

フ「えでも、まだ俺服着てない…」

『女子か!』

フ「逆に、Aは俺に…見られてもいいの?」

フジくんは私の目から手を退かし、後ろから抱き、耳元でそう囁く。
私が耳弱いの知っててそういうことするフジくんは反則だ。
しかも声erいし…。

『別にいいけど?だって、幼馴染みじゃん』

フジくんの色気に動揺し、答えるのに時間がかかった。
が、私は至って素直だ。
正直に思ってることを伝えた。

フ「じゃあA、脱いで?」

はぁぁぁ?バカじゃん!
いくらかわいいフジくんのお願いだからって、それはちょっと…。
てか、耳元でそんなこと言わないでよね。

『バーカ。調子乗るな』

私が拒否したところで、私はフジくんに強く抱きしめられている。
だから、いくらでもフジくんの自由にできてしまうのだ…。

続く

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作者名:紫燕-sien- | 作成日時:2019年11月28日 12時

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