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私は惟一人、立ち尽くしていた。
「もう、こんなこと言わないでね。」
そう言ったヒラの言葉がこだまする。
そのの言葉は、なぜか寂しく、物悲しそうに聞こえてならなかった。
私を抱き寄せた時、一瞬だけ見えた表情が、切なく見えた。
今まで何度か承諾を試みたが、あそこまで口論になるのも、ヒラの怒った顔も、初めてだった。
なぜ、あんなに外交を嫌がるのだろう。
フジに聞くと
「あー、どうしてだろ。俺も一回きいたことがあるんだけど、なんか適当にあしらわれちゃ
ったんだよね。」
と言われ、
キヨに聞くと
「しらねぇわｗ。だいたい聞いた事も、聞く気も無かったわｗ。」
と、
そもそもあてにもならなかった。
これから、部屋に戻ったら、机の上にはまだ書類の手続きのやりかけが、
"他国から来た外交要求書の断りの手続きのやりかけ"が、残っているのだろう。
他の仕事は大好きだ。
でも、こればっかりは好きになれなかった。
私は外交がしたい。
もっともっと、この国を発展させたい。
この国の良さを知ってもらいたい。
そしてヒラやキヨやフジの、3人の良さを知ってほしい。
恩返ししたいのが本音だ。
村人も、私の親も、3人を良くないように言っていた覚えがある。
今はどうだか分からないが。
仕事のときこそ敬語だが、それ以外は基本普通に話している。
最近は、敬語が出てきてしまって、よく怒られているが。
でも、本当に3人とは家族みたいに思っている。
助けてもらったのも事実だ。
悪い人なはず無いではないか。
今まで色々してもらう側だったからこそ、何かしてあげたいと思うのだ。
もっともヒラは、外交が嫌いなようだが。
それでも、あきらめきれない自分がいるのに嫌気が差す。
純粋に、この国以外の国の事も知りたいと思う。
外交要求書は毎日のように来るので、他国との外交を断る理由がマンネリ化してきたことも理由の一つだ。
今まで良くやってきた自分をほめてやりたい。
『どうしたらいいんだろうなぁ・・・』
ため息とともに言葉が漏れる。
試行錯誤ののち、私の脳はやっぱり解決策を思いつけないらしいと実感したので、
あきらめきれない思いを引きずって、私は足を自室へと進めることにした。
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チェリー☆拓郎(プロフ) - 響也さん» まず。私的にはヒジキと我々だ！がクロスオーバーしてる時点ですっごくテンションあがります！！自分では書けないので...とってもありがたいです！！ (2017年11月17日 23時) (
レス) id: ad3a02f993 (このIDを非表示/違反報告)
響也(プロフ) - チェリー☆拓郎さん» 本当ですか！？そう言っていただけて嬉しいです、ありがとうございます。もう少し更新速度を早められるよう頑張りたいと思います！ (2017年11月17日 20時) (レス) id: ba07296d20 (このIDを非表示/違反報告)
チェリー☆拓郎(プロフ) - この作品大好きです！！ここれからも更新頑張ってください！！！ (2017年11月17日 9時) (レス) id: ad3a02f993 (このIDを非表示/違反報告)
響也(プロフ) - 清香-きよか-@リツさん» 更新に関しては、マジでごめん。いやあ短編集書くのって楽しいっすね(満面の笑み)・・・はい、ちゃんと更新します。 (2017年9月10日 23時) (レス) id: 64be460f0d (このIDを非表示/違反報告)
清香-きよか-@リツ(プロフ) - 更新どうしたんですかコラ。「8月終わったから更新しなきゃな〜」って言ってたじゃないですか。はやく更新しないとお前をVIPルームに突っ込んで私と大先生の反復横飛び目の前で見せるぞ(更新ゆっくりでいいので待ってます。頑張ってください^^) (2017年9月10日 23時) (レス) id: 133be5b033 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：響也 | 作成日時：2017年8月3日 1時
