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「で、集められたけどなんなんだよ？」
キヨの眉間のしわは深く、組んだ足は、長さを強調するようにテーブルにあげられている。
フジが牽制するように顔の前に手をかざしてみるが、やめる気配は無い。
急に会議室に集められ、よほど機嫌が悪いのだろう。
その様子をチラッと伺い、ヒラは重々しく口を開く。
「言いづらいんだけどさ、Aに次の平和王国のパーティーに出てもらおうと思うんだよね。」
「はあ？」「ちょっとどういうこと？」『え・・・？』
あたりは静まり返っている。
急な展開に、頭が追いつかなかったのも無理はない。
直後に起きたざわめきが、それを物語っている。
もちろんそのざわめきは、国王の・・・一番予想もしていなかった言葉に対してだ。
『何でですかっ?！あんなに外交嫌がっていたじゃないですか!』
似つかわしくも、声を荒げる彼女。
どうしても、何故だか分からないことへの不気味さ、怪しさに囚われてしまう。
嬉しい、とはいいがたいのだろう。
ヒラの外交嫌いの理由は、年月が経過しても分かる事は無かったが・・・
まさかそのヒラが、あの手紙の用件を承諾するなんて。
他に手はなかったのだろうか。
いったい何故。
そこまで追い詰められるようなことがあったという事なのか。
今までも何度かこのような外交を強いられそうになった事はあったが、いつでも国王は起用に立ち回っていたはずだ。
が、国王は言葉を続ける。
「色々理由はあるんだけど、やっぱりどうしても、今回のパーティーには行かなくちゃだめなんだよね。」
「そのことなんだけどさ」
理由の説明になっていないヒラの言葉を遮る様に、不意にフジが手を上げた。
「俺やキヨじゃダメなのかな?Aが、しかも一人で行くのはどうかと思うんだけど」
もっともな意見。
幹部の一員だとはいえ、行き先が華やかなパーティーとはいえ、そこは表面上を飾り立てただけに過ぎない戦場、腹の探りあいの場である。
彼女を行かせるのも心配、という事なのも当然だ。
だがヒラの顔色は変わらなかった。
相手を直接的に戒める言葉は無い。
しかし会議という話し合いの場が、
今確かに、殺伐と眼光のきらめく場に変化していた。
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チェリー☆拓郎(プロフ) - 響也さん» まず。私的にはヒジキと我々だ！がクロスオーバーしてる時点ですっごくテンションあがります！！自分では書けないので...とってもありがたいです！！ (2017年11月17日 23時) (
レス) id: ad3a02f993 (このIDを非表示/違反報告)
響也(プロフ) - チェリー☆拓郎さん» 本当ですか！？そう言っていただけて嬉しいです、ありがとうございます。もう少し更新速度を早められるよう頑張りたいと思います！ (2017年11月17日 20時) (レス) id: ba07296d20 (このIDを非表示/違反報告)
チェリー☆拓郎(プロフ) - この作品大好きです！！ここれからも更新頑張ってください！！！ (2017年11月17日 9時) (レス) id: ad3a02f993 (このIDを非表示/違反報告)
響也(プロフ) - 清香-きよか-@リツさん» 更新に関しては、マジでごめん。いやあ短編集書くのって楽しいっすね(満面の笑み)・・・はい、ちゃんと更新します。 (2017年9月10日 23時) (レス) id: 64be460f0d (このIDを非表示/違反報告)
清香-きよか-@リツ(プロフ) - 更新どうしたんですかコラ。「8月終わったから更新しなきゃな〜」って言ってたじゃないですか。はやく更新しないとお前をVIPルームに突っ込んで私と大先生の反復横飛び目の前で見せるぞ(更新ゆっくりでいいので待ってます。頑張ってください^^) (2017年9月10日 23時) (レス) id: 133be5b033 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：響也 | 作成日時：2017年8月3日 1時
