8 ~レトルト~ ページ9
レ「あのさ」
キ「はい」
レ「気になってることが」
キ「はいはいはい」
レ「あるんだけどさ」
キ「『うん?』」
レ「なんでAちゃんがいるの?」
ゲーセンで遊ぼう!第二段のため
撮影に来た俺とキヨ君
何故かカメラを持っているのは
キヨ君の妹、Aちゃんだった
『…なんで、って撮影役に』
レ「ひげさんは?」
キ「風邪で寝込んだって」
レ「なんで代わりがAちゃんなの?」
キ「暇そうにしてたから?」
『大丈夫!!
"レトさんへったでー"とか、
そういう笑い声は一切入れないと誓うから!』
レ「すごい辛辣、俺泣きそうやわ…
数ヶ月前まであんなに礼儀正しくて
敬語使ってた子とは思えないよ!」
そう、俺がAちゃんに出会ったのは
3、4ヶ月前のこと
上京してくるのの準備で来てたとかで
たまたま会って、話してみれば
驚くくらいに礼儀正しくていい子やった!
いつかのキヨ君を思い出すくらい!
うーん、でもやっぱり、はじめは
距離があったんよね
まぁ、俺もそんなに人付き合いが得意な方でもないし
そういうときは、
みんなでゲームするしかないかんね
まぁ二人にボコボコにされたんやけど
そっからもちょくちょく会って、
三人でゲームして、
ボコボコにされて
気付いたらこんなに仲良くなってて
今となっては
キヨ君と無駄な抜群なコンビネーションで
いじってくるし!
もしかしたら、
昔に何かあったのかもしれない
でも、
やっぱり兄妹はそっくりだなって
きっとAちゃんの本当の顔は
こっちなんだろうなって
レ「もう!さっさと撮影始めよ!!」
キ「『はーい』」
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作者名:渡下 | 作成日時:2018年9月4日 17時