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２６ ~牛沢~ ページ27
仕事が休みの日曜日
俺はいつも通りAちゃんの
働く喫茶店に入り浸っていた
気づけば辺りは暗くなっていて
もう、こんな時間か
このコーヒー飲み終わったら帰ろうかな
そんなことを考えていると
カランコロンという音が聞こえる
ふと入口の方を見ると
入ってきたのはヒラだった
ヒラは店長と仲の良さそうに会話をして
席に着く訳でもなく
レジ横に立ちスマホをいじっていた
何してんだろ
声かけにいこうかなと
席を立とうとすると
従業員の勝手口から私服のAちゃんが出てきて
に声をかける
『私は失礼します、ごゆっくり』
牛「うん、お疲れ様」
そういってAちゃんは
ヒラの元へ駆け寄る
笑顔で迎えるヒラ
深いお辞儀をするAちゃん
慌てるヒラ
二人は笑顔で店を出ていく
次の週も、その次も
ヒラは毎回Aちゃんを
迎えに来て
仲睦まじい二人のやり取りを
見せつけられている
アイツ等、仲良いんだ
迎えにまで来てるってことは
やっぱり付き合ってんのか？
キヨの妹とヒラが、か
んじゃあ、結婚なんてしたら
ヒラがキヨんことを
御兄さん、とかって呼ぶのか
気持ち悪いなww
冗談をいっている自分をよそに
心が沈んでいくのを感じた
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作者名：渡下 | 作成日時：2018年9月4日 17時
