彼女とは ページ3
翌日、昨日と同じ時間くらいにベランダに行った。彼女はいた。僕は静かに近づく
「ど、どうも」
A「あ、昨日の………名前は？」
「僕は青山論です。」
彼女「名前は大空A。」
「え、えっと。Aさんは毎日ここにいるの？」
A「そうだよ。毎日ここに来て歌を歌ってるの。好きなんだあの歌。元気が出るの。戦おうって思えるの」
そして君はまた悲しそうな瞳で僕を見つめる。
A「君はどうして入院してるの？」
「ストレスと疲労で倒れて、1週間くらい入院なんだ。」
A「1週間くらい…」
看「Aちゃん、そろそろ…」
A「うん。…………じゃあまたね」
そう言って君は扉に向かう
なんでだろう。ずっと話していたい。
気づくと僕はまた口走っていた
「あの！！明日も来てもいいですか、その………明日も話しませんか」
君はニコッと微笑んで中に入っていった。
次の日、ベランダに行くと彼女はいなかった。体調でも良くないのだろう、そう思い病室に戻った。
さ「よっ。」
「さとみ君」
さ「やっと顔色良くなったな。ずっと心配してたんだぞ」
「僕そんなに顔に出てた？」
さ「むっちゃ出てた。」
「マジかよ」
それから30分程雑談やゲームをしてさとみ君は帰った
トイレに行って戻る時、ふとこの辺に彼女の病室があるんじゃないかと思い探した
『大空A』
本当にあった。
僕はノックをし扉を開けた
A「！？どうして君がいるの」
「たまたま見つけたから」
A「そっか。あ、今日ごめんね。ちょっといろいろあってさ」
「全然大丈夫。顔色良くないよ。また改めた方がいいよね」
A「待って…大丈夫………もう少しだけ一緒に居て」
可愛い…………
少し照れた顔で言う君
僕は折りたたみ椅子を開き座る
そこからいろいろな話をした。好きな物や、歌、実は同い歳だってこと。学校での話。だけど君は入院してる理由は言わなかったし僕はすとぷりの「ころん」だとは言わなかった
扉を叩く音。扉が開く
看「Aちゃん、今日はもう1回……………あら、確か青山さん」
僕は慌てて立ってお辞儀をする。何かあるのだろう。ベランダにいる時もいつも看護師さんに呼ばれていた。きっと何かの病気でその治療だろう
「じゃあ僕は戻るよ。」
扉を開ける瞬間だった
A「あの！明日も病室に来てくれますか！！…………楽しいから」
と君は昨日の僕のように言う
「もちろん！！」
僕は笑顔で答え部屋を出た
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akane_朱音 - わおころちゃんだ…可愛い(´∀`*) (2019年10月16日 18時) (
レス) id: 54998763e1 (このIDを非表示/違反報告)
sainodazo(プロフ) - 誤差でついてたみたいです教えていただきありがとうございますm(*_ _)m気をつけます (2019年10月13日 11時) (レス) id: 5d91dca924 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年10月13日 5時) (レス) id: fca7c03b31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sainodazo | 作成日時：2019年10月13日 2時
