鯨二頭 ページ5
『おはよ「お前らいつまで待たせる気だ!!既に一時間半の遅刻だ!!」……挨拶くらいさせてくださいよ国木田さん……』
「やあやあ国木田くん、相変わらず元気だねぇ」
「何が「元気だねぇ」だ！ふざけるなこの唐変木が!!
貴様はどれだけ俺の理想を＿＿＿ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ」
国木田さんが電話に駆け寄り受話器を握る。
「武装探偵社です。どのようなご用件でしょうか。
＿はい
＿はい
＿なるほど、分かりました。詳しいことは探偵社でお聞きします。いつ頃なら大丈夫でしょうか。
＿はい、では明日お待ちしております。失礼しました。」
ｶﾞﾁｬ
『依頼ですか？』
「ああ、最近近所に善からぬ輩が住みついた
という噂があるらしくてな。その調査を頼みたいとのことだ。」
『よからぬ輩…………ポーマフィアでしょうか……？』
「分からんが奴らじゃないことを願いたいな。」
『……そう、ですね……』
「それよりもなによりも＿＿太宰、なに逃げようとしている。
話は終わってないぞ！」
出口に向かってそろりそろりと歩いていた太宰さんは、国木田さんに襟をつかまれて強制的に引き戻された。
この後数十分間におよぶ説教タイムが開催されたことは、言うまでもない。
それから皆は、何もなかったように自身の仕事についた。
私も同様に、自分のデスクで仕事を始める。
隣では、国木田さんに怒られたのに、反省の色を見せない太宰さんが、また[完全自'殺読本]を読んでいる。
内容は暗記しているのに飽きないのだろうか……
ｶﾞﾁｬ
探偵社の扉が開き、奥から着物を着た人物が現れた
「A、少し話がある。」
『社長！……分かりました。』
それを言うと社長は扉の向こうに消えた。
私は斜め前にいる国木田さんに訊く
『国木田さん、私何か悪いことしました？』
「俺に訊くな。それよりも早く行ったらどうだ？」
『あっ、そうですね！じゃあいってきます！』
そう言ってからチラリと太宰さんの方を見る。
何か考え込んでいるようだ。
すると左の方から私を呼ぶ声が聞こえた。
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鯨(プロフ) - 月さん» 月さん、コメントありがとうございます！主人公のイラストは、Picrewの｢可愛い女をつくるめーかー｣というので作りました。ですが、現在は非公開になってるみたいです。 (8月19日 22時) (
レス) id: 3337fbe4c2 (このIDを非表示/違反報告)
月 - 面白かったです！クロスオーバーものは被りやすいんですけど、個人的に他にはない感じがして、すごかったです！あの、主人公のイラストって何処のサイトで作りましたか、、、？ (8月19日 12時) (レス) @page4 id: e89980f396 (このIDを非表示/違反報告)
七巳流 - 文ストは史上最強。もう愛してる。ヒロアカって面白そうですね。機会があれば小説なり漫画なり読んでみようと思います。でも何処にあるのか疑問ですね。 (2022年9月17日 16時) (レス) @page32 id: 09f44b4edc (このIDを非表示/違反報告)
花蕾孤華露(プロフ) - なぎささん、コメントありがとうございます！そう言っていただけて、とても嬉しいです！これからも更新していきますので、どうぞよろしくお願い致します！ (2022年3月24日 17時) (レス) id: 3337fbe4c2 (このIDを非表示/違反報告)
なぎさ - 文ストは、見たことないんですけど、この物語りにはまりました！！面白いです！更新頑張ってください！ (2022年3月24日 16時) (レス) @page21 id: b44d4402dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鯨 | 作成日時：2022年1月29日 21時
