【鬼滅の刃】"隠し子"と呼ばれた最強の隊士

卅参-33- ページ34

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『一葉！隠を呼んで！炭治郎、伊之助、善逸、私は煉獄さんの治療に集中する！しばらく汽車の方で休んでてくれ！』


服を腕まくりしながらそういう。


私のあまりの剣幕に彼らは言われた通りここを離れてくれた。


「A！術を使うのは良いけれど、周りには気をつけて！」



『分かってる！あと頼んだ！ついで人払いも！』



「了解したわ！」


そう言って飛び立った一葉を一瞥してから煉獄さんに視線を戻す。


まだ、死なない……ギリギリだ。


意識は少し前に落ちた。


今ならまだ何とか間に合うだろう。


全神経を、煉獄さんの怪我を回復することだけに集中させる。


『血鬼術、回復の霧雨！』


煉獄さんの上に霧雨が降り注ぐ。



ゆっくりとゆっくりと体に染みて怪我をカバーしていく。


完全に傷を塞ぎ終え、何とか一安心する。


だが、ここからは彼次第だ。



傷を塞いでも中の損傷を完全に治しきれた訳では無い。


あとは彼の回復力次第。





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大正コソコソ噂話！

なぜ、血鬼術が使えるのかは後々分かるらしいよ！

ちなみに、廿漆-27-では『血鬼術、守りの香』を使ったらしいよ！



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-血鬼術-

･守りの香
守りたい対象者を香りで包み込み守る。
目には見えない。優しい藤の花の匂いがうっすらとするのが特徴。
対象者が多ければ多いほど術者の負担は大きい。



･回復の霧雨
死んだ人間以外に使える。
対象者の体(怪我)の上に霧雨が降り注ぎ癒す。
死んだ人間以外に使えるので致命傷を受けていても、まだ息をしていれば使える。





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