【鬼滅の刃】"隠し子"と呼ばれた最強の隊士

卅肆-34- ページ35

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『煉獄さんが上弦の参、猗窩座との戦闘の末、重傷。
手当はしたけどあとは彼次第という感じ。炭治郎達はまぁ、大丈夫だと思うよ。』



「そうなんだね。A、頑張ってくれてありがとうね。」


『私じゃなくて彼らが頑張ったんだよ。私は何もしてない。』


「そうかな？私はAのお陰で守れたものもあると思うよ。
報告ありがとうね。
ゆっくり休むといいよ。」



現在、私は産屋敷邸にいる。
先日の汽車での件を今、報告し終えた所だ。

現在、煉獄さん含めた4人は蝶屋敷で安静。
柱は各々たまにお見舞いに行っているようだ。

煉獄さんと言うと、私の緊急の治療を受けた2日後には目を覚まし、無理をしない程度で少しずつ機能回復訓練をしているようだ。


『お言葉に甘えて2日ぐらい休んでも大丈夫？』


「2日で大丈夫なのかい？無理はいけないよ？」


『ん、分かってる。ま、とりあえず2日で。』


「分かったよ。2日間休みを確保しておくね。」



『ありがと、あ、これ薬、渡しそびれる所だったわ……。』



お館様に薬を渡す。
この薬は私が特別に調合しているもので、産屋敷家の呪いから、飲んだ人を守り、更に、今まで呪いで受けた傷などを癒す効果がある。



「薬の陰で最近はまた目が見えるようになってきたよ。Aのおかげだね。」


改めて礼を言われると少しむず痒い。


『ん、また、なんかあったら連絡よろしく』



そう言って足速にその場を後にしたのだった。






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