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15-side K ページ28
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「わー...」
「どうしたの?」
「いつもスーツだったから不思議なかんじだなぁと思って」
「俺もさっき同じこと思ってた」
席についてそれぞれ注文を済ませる
俺はいつもの珈琲で、Aちゃんは記憶が正しかったら初めてキャラメルマキアートを頼んでいた
「今日、話したいことがあって」
「俺もAちゃんに言いたいことがある」
「海さんもですか?」
「うん、でも先いいよ」
「わかりました」
運ばれてきたキャラメルマキアートを1口飲んだとき、小さく舌を出したように見えた
猫舌なのかな?
「この前お電話したときの面接で内定もらえました」
「ほんと!じゃあこれで落ち着けそう?」
「はい」
「いや〜〜よかったねぇ」
「やっとですよ......たくさんお話聞いていただいてありがとうございました」
「いやいや、なんか自分のことみたいにホッとしてるわ俺」
久しぶりに、というか真正面からは初めて見る安心した顔にホッコリする
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作者名:きぃた | 作成日時:2018年3月6日 11時