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14-side K ページ27

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祐基に電話した翌週から少しずつ仕事の整理を始めた


トラブルも重なってなかなかすぐに、とはいかなかったけどすっきりした頃に会社に辞表を出した








早く出ていきたいと思っていたけど、やっぱり別れは少し寂しくて


部署の送別会で懇意にしてくれたただ1人の先輩と話している時、年甲斐もなく涙目になってしまった




いや、もしかしてそういう年なの?三十路って









そんなことがあった3日後、彼女から会って話がしたいとの連絡があった



ついこの前エールを送ったばかりだったから、就職決まったのだろうか
そう思ったら自分も伝えるべきなのかな



けじめ、つけなきゃ

とりあえず提案された日時に了解のメッセージを送る








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「お待たせ」

「あ、こんにちは」








いつもの場所のいちばん奥の席に初めて見る格好で座っていた
自分も自分で、もうしばらく正装する必要は無いわけで


今までスーツ同士だった俺らが今は私服で向かい合っていることが妙にくすぐったい






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設定タグ:超特急 , カイ , 小笠原海   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:きぃた | 作成日時:2018年3月6日 11時

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