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「「かんぱーい!」」




結局来てしまった
まあ、主役であると言っても過言ではない立場の私が上手に断れるわけが無かったよね









テーブルの隅で静かにお酒を飲み、料理を黙々と食べる私に、気を遣ったのかもともと気付いてないのか分からないけどみんな放ってくれた

それが有難くて少し心が落ち着いたのに






「せーんぱいっ」




今日も変わらない高めのテンション
後輩の佑亮くんが絡みに来た






正直、口を開くと弱音が溢れてきそうで人と必要以上に話すのは避けていたから、彼の登場に私は顔を顰めた



「...なに」

「今日の先輩、いつも以上に冷たいですね!就職決まったんじゃないんですか?」

「決まった、けど」

「けど?なに?」






これは懐に入るのが上手な人懐っこい後輩の誘導尋問だ
お酒のせいかついポロッとこぼれた





「失恋した」





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設定タグ:超特急 , カイ , 小笠原海   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:きぃた | 作成日時:2018年3月6日 11時

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