【実.況.者】最低な君だけど (ページ4)

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「ねぇキヨ、私達もう大学生だよ。大学生」

「だからなに？」

「大学別々だからあんまり会えないかもね」

なんで無視する？
今まで小中高と同じ学校で家は隣で幼馴染みで、ずっと隣にいたのに離れ離れになるんだね。
もう既に色々と離れてきちゃってるんだけど。

「それよりアイスないの」

「またアイス？」

今日は私の家で暇潰し。
アイスなら、この前コンビニで買ったアイスがある。
キヨが女の子と遊んだ日のアイス。

「あるよ、この前のアイス」

「さんきゅ…あ、これ好きなやつ」

ふわっとキヨの手が私の頭を撫でる。
唯一、女の子として扱われるひと時…いや、これはペットか？犬か？ご主人様の命令に従った犬なのか？
たまにそんな事も思うけど、撫でられているという現実は変わらない、幸せだ。

「キヨが嬉しいなら良かった！」

「なんだそれ」

もうすぐ大学生。
新しい出会いがあるのかな。

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とっても短いです。
すみません。