゚1 - danji - ページ1
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- クールな彼の一面 -
「___ここは、この公式で…」
高校の数学教師をしている彼。
もとは、警察官になることを夢見ていたが、ある事情で叶うことはなかった。
眼鏡をかけて、ワイシャツで袖まくりをしている彼は ザ 数学教師。
そんな彼の一面は___。
「…ただいま」
「お帰り!ご飯は?」
「食べる。…その前に」
二の腕を掴まれると、団司の腕の中。
「A不足だから。充電させて」
帰宅後は、可愛く甘えてきます。
「疲れちゃったんだね」
よしよしと肩に乗せられている団司の頭を撫でる。
「疲れた…」
「うん。お疲れ様」
団司は弱音を吐くことが少ない。
だから、こういう時くらいしか聞けなくて……。
「ね、A?」
「ん?…」
「いつもだと、中々言えないから……今、言っておく」
なんだろう…。
そわそわしながら、団司を見上げて待つ私に彼はこう言う。
「愛してるよ」
…と。
「っ…私も愛してるよ」
泣いてなんか、ないもん。
嬉しくなんか……、ないもんっ。
「泣かせちゃった?」
「泣いッ…てないっ」
「もう……可愛すぎ」
はぁーと、甘いため息をつく団司。
「たまには素直にならないとだもんな」
そう小さく呟く彼が愛おしくてたまらない。
「素直になると気持ちがスッキリしない?」
「そうだな」
「でしょ?」
__グルグル
あ、と思わずお互い顔を見合わせる。
どうやら彼のお腹が鳴ったらしい。
「…お腹空いた」
「ふふ。ご飯にしよっか」
「おう。今日はなに?」
「団司の好きなオムライスだよ」
「まじ?やった」
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