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ガラガラガラ、と物音で目を覚ます。
扉のスライドさせた音だと分かり少し警戒する。
体育館から玲央を呼ぶとは言っていたけど彼らではなく化け物の方だったら？
カーテンを少し開けて様子を見ると玲央達の姿が見え安心した。
シャッとカーテンを開ければここに来た全員が音に反応してこちらを見る。
貴『…来るのは玲央だけだと思ってたよ』
実「さすがに1人では、ここに来るまでが危ないわ。征ちゃんも許してくれないし」
それもそうか…。
何が起こるかわからないから1人での行動は危険だ。
それをわかってはいても、私は独りで行動している。
この保健室に来たのは玲央だけでなく、赤司君、黛、黄瀬君、和成が来た。
貴『赤司君が来たってことは何かあるんでしょう？』
赤「はい。でも月城さんの手当てが先です」
実「ってことで奥に行きましょ」
玲央と一緒にカーテンの奥へ入る。
高「なんか手当てと言えど興奮するよな〜」
黄「そうッスね！ドキドキするッス！」
カーテンの向こうで高尾君と黄瀬君が何やら盛り上がっている。
なんだか恥ずかしくなって両手で胸を隠す。
実「アンタ達、後で覚えておきなさい」
高、黄「ごめんなさい」
玲央の低い声に、2人がカーテンの向こうで小さくなっているのがなんとなく想像出来た。
貴『ありがとう』
実「気にしないで。私に出来ることはなんでもやるわよ」
貴『そう言ってくれてよかった。でもやっぱり恥ずかしいな…』
実「そうよね、ごめんなさい。早く終わらせるわ」
ベッドに座ると玲央はテキパキと包帯を換えてくれた。
ついでに傷に当てていたガーゼも交換するとのことで、消毒をしてもらったのだが…。
貴『〜！！』
声にならない悲鳴を上げる。
そもそもここの消毒液は使っても平気なのだろうか？
まあ玲央の事だしチェックしてくれているだろうけど。
高「Aさん！？」
黄「えっ！？実渕さん何してるんスか！？」
黛「消毒だろ」
実「やましいことは何もないわよ。ヤロー共は黙ってて頂戴」
高、黄「…」
赤「玲央、こっちは僕に任せて」
実「そうね、征ちゃんに任せるわ」
さっきから変なことばかり言ってる元気な少年2人。
さすが男子高校生、と言ったところかな？
玲央と目が合うとニコッとされるけど声は怖かった。
きっと玲央は怒らせてはいけない人だ、と私は悟った。
こうしてなんとか私の手当ては終わった。
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サイガ(プロフ) - 睡-ｽｲ-さん» コメントありがとうございます。頑張って修正しますのでお楽しみにお待ちいただければと思います。 (2019年11月7日 22時) (
レス) id: 9c794300d7 (このIDを非表示/違反報告)
睡-ｽｲ- - サイガ様の脱出シリーズ、書作の更新時からずっと楽しく拝見させていただいてます！修正などって大変ですよね、再構成から入りますし…ゆっくり、サイガ様のペースで構いませんので更新、完成を楽しみにしています！！ (2019年11月7日 11時) (レス) id: 471e0d1ff2 (このIDを非表示/違反報告)
サイガ(プロフ) - LiLiToさん» コメントありがとうございます。今修正を行っているため鍵付きにしております。 (2019年10月4日 7時) (レス) id: 9c794300d7 (このIDを非表示/違反報告)
LiLiTo(プロフ) - この作品の２と３が鍵付きなのですが解除パスってないのでしょうか？ (2019年10月3日 5時) (レス) id: 41e08bc415 (このIDを非表示/違反報告)
CHIHO(プロフ) - 全然大丈夫です！ゆるりと気長に待ってます！！ (2019年8月30日 9時) (レス) id: 6e1910104e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サイガ
| 作成日時：2015年7月20日 22時
