紫の巨人の世話役は青春真っ只中 (ページ44)

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今日は楽しみにしていた体育大会。
何を隠そう私は勝負事やスポーツは大好きなのでこの日をずっと待ち望んでいた。
なのでいつもより早く起き、ルンルン気分で弁当作って学校とは逆方向の敦の家に行き、敦を起こしてから学校に来た。
学校に着けばいつものメンバーと集まり、体育大会が始まるまで駄弁っている。

黄「さぁさぁ、待ちに待ったこの日！」

桃「楽しみにしてたこの日！」

紫「がんばる～」

せり「おー！！」

A『なんかテンションおかしいっ！ただの運動会！！』

敦が運動会で頑張るとか絶対ないでしょ！
誰かにお菓子で買収されない限り！

赤「今回は出れるんだな」

赤司は心配そうにせりちゃんに声をかけていた。

黒「去年はラジオ体操で退場でしたもんね」

せり「はいなのです」

えっ、せりちゃん去年出てないんだ。
去年は去年で楽しかったのに。
主に緑間いじりが。←

貴『何があったんだよ！？』

緑「熱中症なのだよ」

あー、熱中症ね。OS-1飲みなよ。
かの有名な所ジ○ージも勧めてるし。
畑仕事中に倒れないよう毎年夏になると宣伝してるじゃないか。
あれって体調悪くない時に飲んだら非常にマズイらしい。
だからその反対に体調悪い時に飲めば美味しく感じるんだとか…。

貴『水分補給しようよ！！』

せり「なるほどっ！」

えー、なるほどってそこで納得しちゃうのか…。

貴『馬鹿だろ！！』

紫「Aちんツッコミ絶好調だね」

今日ほどツッコミを入れる日はないと思う。
てか思いたいです。
さて、体育大会だとみんなで盛り上がっていたけどよく考えてみてくれ。
みんなクラスバラバラだからね？
みんなで一致団結するんじゃないからね？

桃「クラス違うから敵だね……」

貴『ふふふ、緑間＆黄瀬をぶっ潰す！』

黄「なんで、名指しなんスか！？」

貴『ウザイから？』

特に理由がなかったのでウザいってことにしておいた。
基本ウザいんじゃなくてうるさいのだが…。
主に黄瀬が。←

赤「せりは何に出るんだい？」

緑「リレーに俺と出るのだよ」

せり「真くんと紫くんに迷惑かけないようクラスリレー頑張るのです！」

黄「まって！俺もメンバーにいるっスよ！」

紫「そうだっけ？」

黄「そうっスよ！！」

黄瀬完全に忘れられてるw
一応仲間←なんだし覚えてあげようよ。

桃「私とAちゃんは借り物競争に出るよ！」

せり「あ、私も出るのです」

ここで女子3人で勝負か～。
楽しみだ。