紫の巨人の世話役は青春真っ只中 (ページ25)

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貴『頑張れよ！』

笑いながら敦の背中を叩く。

貴『そういえば最近黄瀬いないね』

紫「黄瀬ちんはせりちんのお守り～」

貴『え？逆でしょｗでもさ、なんで？』

紫「赤ちん命令だよ」

貴『ふーん』

赤司は何を考えているのかな？
まあ、せりちゃんが困ってなかったらどうでもいい。
基本興味ないものにはとことん興味ないですから。

紫「Aちん」

貴『なに？』

紫「実はさ、黄瀬ちんがせりちんのお守りしてるのってさ…」

貴『うん？』

紫「せりちんがイジメられてるからなんだよね」

貴『へぇー』

敦がいつになくゆっくり真剣(？)に話すから何かと思えばイジメか～。

貴『…って！それを早く言えぇぇぇぇぇ！！』

紫「ちょっ！痛いって！Aちん！マジギレやめて！」

思わず敦を殴る。
しかし効果はあまりないようで…。
せりちゃんがいじめに遭ってるとは…。
誰にやられてるんだろ？
もし黄瀬ファンだったら半壊どころか、壊滅させるのに…。

てか、黄瀬ファンならまずは黄瀬から潰す。
せりちゃんにいろいろ聞き出して、証拠集めしようかな。
そんなことを思っていたら…

桃「Aちゃん！ムッ君！せりちゃんが血だらけで保健室に運ばれたって！！」

さつきが慌てて教えにきてくれた。

私と敦、さつきは急いで保健室に向かう。
その途中で緑間、青峰、黒子、赤司に会った。

緑「せりー！！(泣)」

貴『大丈夫？生きてる？』

紫「死んではないでしょ」

桃「うわーん！せりー(泣)」

黒「大丈夫ですか？」

青「うわぁ、血やべー」

保健室に全員で駆け込みと、もう手当ては終わっていて黄瀬が出来事を赤司に説明していた。

赤「黄瀬、これはどういうことだ？僕はお前にこんなことがないように側にいてもいいと許可したはずたが？」

黄「うぅ、すんませんス…」

やっぱ、せりちゃんの側にいるのは緑間か赤司が当然だろ。
どう考えても、完璧人選ミスだと思うけど。

貴『しつこいかもだけど大丈夫？』

せり「はい！かかとが無くなったくらいなのです」

すごいことサラッと言ったぞこの子！怖っ！

貴『敦ー！！』

紫「まかせて、Aちん」

せり「うわっ！」

緑「下ろすのだよ！」

貴『病院に行く！』

赤「安心しろ、救急車と僕らの乗る車の手配はした」

黒「流石、赤司君です！」

桃「いつの間にっ！」

うん、さすが赤司だよ。