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☆ 17 ページ18

貴『私らはマネージャーだから黄瀬君と関わるんだけど。アンタらもマネージャーやれば?』


まあ、あんたらの事だから続かないだろうな。
その前に赤司や虹村先輩から却下されそうだし、監督や顧問からも却下されそう。


貴『まあ、その前に今後さつきに何かしたら…今までのこと黄瀬君に全て話すぞ。むしろあんたらの平和な学園生活が保障出来なくなんぞ』


ガン飛ばしてそう言うと黄瀬君ファンは顔を真っ青にさせてバタバタとどこかへ走って行った。
何か捨て台詞吐いて。
ここまで脅せばもう大丈夫かな?
なんだ、わざわざ向こうからやってきてくれたし赤司に相談しなくてもよかったのか。


桃「Aちゃん、ありがとう。何も出来なくてごめんね。テツ君や大ちゃんにも心配されちゃった」


貴『心配されるっていいことだよ。
その人のことを大切に思ってる証拠だし』


桃「Aちゃんは大丈夫?」


貴『へーき』


じゃなきゃ、さっきの黄瀬君ファン達はこの世にいないよ〜!なんて話をしたらさつきが少し青い顔した。
なんでだ?



それからというもの、ガン飛ばして脅したおかげでさつきにはもう何もしてないみたいだけど、その分私に攻撃的になってきた。



靴に画鋲入れられるし、通りすがりにカッターで切られるし、最悪ったらありゃしない。
自分で本格的に動くしかないかもな…。
昼休みに食べようと楽しみにしていた煎餅を全て叩き割られた日はさすがの私もブチ切れ、即決行でグループ一つ半壊させました。



こうして付けられた私のあだ名は【歩く破壊兵器】であった…。






今日も練習が終われば部室棟にみんなが集まっていた。


赤「せり、帰るよ」


せり「もうそんな時間ですか」


黄「俺も一緒に帰るッス!!」


緑「嫌なのだよ」


貴『緑間即答!』


紫「お菓子くれるならいいよ〜」


最近黄瀬君が「いつも」のメンバーに加わりみんなで帰る。
一緒に帰るけど黄瀬君と絡みはない。
むしろ黄瀬君って私の存在に気づいているのだろうか?


紫「せりちん、チョコあげる〜」


せり「え、チョコ…」


敦が人にお菓子をあげてる!?
せりちゃんなんか困ってるし!


紫「あれ?食べないの?これ好きだったよね?」


せり「好きなのですが…その…」


赤「どうした?具合でも悪いのか?」


桃「えっ!?病院行く?」


緑「救急車を呼ぶのだよ」


貴『緑間黙れ』


なんでそんな大袈裟になるわけ?
みんなも一旦落ち着こうよ。

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作者名:サイガ | 作成日時:2014年3月3日 16時

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