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スギ花粉アレルギー 2 ページ11

6731side






テキパキと朝の支度を終え、上着の内ポケットなる所に短刀と手裏剣を仕込む。


油断大敵。
いつ敵が出てくるか分からないこの世界では身支度というのは大切な事だ。





HE-6731「おっと、忘れてはいけない・・・」

ふと、ヘモグロビンの腕輪を付けていないことに気づく。









危ない。
これがないと肺から酸素を受けとることが出来ない。


右腕にさっと腕輪を通し、もう一度大きな鏡の前にたつ。


HE-6731「・・・ウイッグ、OK。どこもおかしなところはないな。」


それを確認して、俺は赤いスポーツシューズに足を突っ込む。






HE-6731「よし、行くか・・・」

靴を履きおえ、玄関の扉を押す。













そこはいつもと変わらない景色・・・







?「あ、酸素をお届けに参りました〜」

ではなく、一人の女の赤血球が玄関前に立っていた。
ちょうどチャイムを指で押そうとしていたところだったようだ。



HE-6731「は」

?「え、だから酸素を・・・」




顔を上げた彼女は俺を見て驚きふらいた。
そして持っていた酸素を落としかける。


HE-7631「あ、危ない・・・」

?「!?あ、ありがとうございます。」

咄嗟に腕を伸ばし、彼女の酸素を持ち、彼女の腕を引っ張った。

あ、この子。前パトロール中にぶつかったことがある赤血球の子か!

3803「赤血球さん、でしたか・・・!!すみません、私間違えて運んで・・・」

6731「いや、気にしてない。」

3803「転びかけたところを助けてくださりありがとうございました。そ、それじゃあ。失礼しました・・・」

そういうと、彼女は気まずそうに踵を返し右側に歩き出す。







あれ?確かそっちは・・・




6731「まて」

グイッ
俺は彼女の腕を掴む。



3803「は、はい?なんですか・・・って顔がち、ちちち、近いっ!!」

6731「君は何処に行くつもり?」

3803「こ、ここから出て・・・胃の近くにいくつもりですっ!?」

6731「そうか・・・じゃあ君は左に行くべきだ。右は、行き止まりだ。」

3803「へ!?」

6731「・・・」




何にそんなに慌てているのか。




にしても・・・こりゃ、また迷いそうだな。




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はる - 一生童貞の変態ホワイトまりも野郎が出てた!(クプラさん) (2020年5月11日 0時) (レス) id: e814e05207 (このIDを非表示/違反報告)
ふてんにぶおんぷ(プロフ) - 最俺最推しさん» くっ…こいつ、直接脳内にッ!!ロキ上がってましたね!やっぱ最高ですね。 (2019年1月21日 21時) (レス) id: 7ca422baae (このIDを非表示/違反報告)
最俺最推し - 僕は美しい! (2019年1月19日 14時) (レス) id: f78cecde0f (このIDを非表示/違反報告)
ふてんにぶおんぷ(プロフ) - あんこもちさん» 分かりました!!そういって頂けるとやる気がでます!o(`・∀・´)oガンバリマス (2018年10月3日 17時) (レス) id: 7ca422baae (このIDを非表示/違反報告)
あんこもち - 更新頑張れ! (2018年10月3日 17時) (レス) id: 209354e5c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ふてんにぶおんぷ | 作成日時:2018年8月16日 14時

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