出口 10 ページ11
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黒「A先輩、気をつけてくださいね」
高「おっ、黒子紳士だな!」
黒「…当然のことをしてるだけです」
黒子は少しムキになって高尾君に言った。
貴『黒子は優しいからね』
たわいない会話をしながら下の階へ到着。
そこはどうやら玄関ホールらしい。
ここは電気はついてないが、蝋燭の火がいくつもついていて、先程の部屋や廊下に比べて明るかった。
玄関ホールだから試しに玄関扉を開けようとするが、残念ながら固く閉ざされていた。
高「さて、これからどうします?」
貴『とりあえず、虱潰しに調べよう』
黒「どこから入りますか?」
玄関ホールはたくさんの扉がある。
普通の扉から大きめの扉まで…。
またまた近くにあった大きめの扉に入ることにした。
高「Aさん、次は俺が開けますよ」
貴『…うん、よろしく』
高尾君によって、ゆっくりと扉は開かれる。
扉の向こうは玄関ホールと比べてさらに明るかった。
高「大坪さん!」
大「高尾か?」
扉を開けてすぐに人の姿が見えた。
中には高尾君の先輩以外に数人いた。
貴『…何やってんの?』
どうやらここは食堂らしく、テーブルには様々なお菓子と牛丼が並べてあった。
紫「Aちんも来てたの?」
根「よお、大代も牛丼食うか?」
早「お(れ)もう食べ(れ)ないっすよ!」
さっき血とか見たり、怪奇現象に巻き込まれていたのに食欲なんてないし。
てか、なんでこいつら食事してんの!?
紫原なんてお菓子食べてるし!
黒「料理が用意されていたんですね」
紫「黒ちんもいた〜」
この三人に説明してもらうなんて無理ってすぐに判断し、大坪さんにお願いすることにした。
まず、大坪さん達四人は玄関ホールで目を覚ましたそうだ。
それぞれ目を覚ます前は部活帰りや自主練、自宅へ帰っていたとみんなバラバラだそうだ。
またまたこの部屋に入るとメイドがいて、料理を出してくれたらしい。
貴『メイド?』
高「どこにいるんですか?」
?「こちらです」
いきなり背後から声がして振り向くと、私より背が高く、高尾君よりは低い茶髪のロングストレートの女性が立っていた。
つ「わたくし、この屋敷でメイドを務めさせていただいております、つばめと申します」
自分の名前を名乗って深々とお辞儀をした。
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サイガ(プロフ) - AYA★さん» コメントありがとうございます!オトゲーいいですよね〜w (2015年4月14日 14時) (レス) id: 68af667ea3 (このIDを非表示/違反報告)
AYA★ - 面白いです!!私も、サイガさんと同じでオトゲー系にハマってます。 (2015年4月14日 10時) (レス) id: 907f164e85 (このIDを非表示/違反報告)
サイガ(プロフ) - アニヲタ小学6年生さん» 伊月!! (2014年7月20日 19時) (レス) id: 68af667ea3 (このIDを非表示/違反報告)
サイガ(プロフ) - ラーユ←さん» そのゲームを元にしてます! (2014年7月20日 19時) (レス) id: 68af667ea3 (このIDを非表示/違反報告)
ラーユ← - …なんかどっかのホラゲーで見たことがあるような…クロエのレクイエム…だっけ (2014年7月20日 19時) (レス) id: 0cf5d80414 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サイガ | 作成日時:2014年3月29日 22時