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確かにぼ〜とはしてられない。
カラーズに付くと話はちんぷんかんぷんだがオーダーが何時入るかわからないから常にナイトと客に意識を向けておかなければならない。
ナイトたちはオーダーがあった場合、手を下げ合図を出す。
その合図を見てオーダーを聞く体勢を取る。
囁くように言われるオーダーを聞き漏らす事なく聞いて確認して立ち上がり頭を下げオーダーを通すカウンターへ向かう。
見られている事を意識して歩けと散々ウォーキングの練習をさせられた。
「じっとしてた最中に歩き出すのが大変だった」
「膝固まってただろ。
大変だよ。
ウェイター専門にいてくれてる人もいるから心強いけど新人だらけって、やっぱ怖いよ」
ナイトたちが席から離れる事はない。
客に間を持たせてはいけないのだ。
ひよこがオーダーに出てから追加が出た時、軽く手を上げて花ちゃんを呼ぶ。
花ちゃんは立ちながら各席に目を向け呼ばれた時に素早く向かう。
普段からの意志疎通は大事なのだ。
その為季節事にスタッフ総出のイベントがある。
店主催で大々的にやり始めたのは、やはり智が来てからだ。
女子が１人もいないにも関わらず雛人形まで飾り大騒ぎする。
騒いで酒が飲める口実ならなんでもいいらしい。
店の中をオーナーに付いてちょこちょこ付いて回る野生の仔猫に興味を持ったスタッフが餌付けし構い出して何かとイベントを開催してくれた。
そこへナイトたちが面白がりイベントは人数が増えた。
そうやって裏表共々集まってイベントを行う事になり親睦も深まった。
全ては智から始まったのだ。
「クリスマス会は新店のスタッフも呼ぶって言ってたぞ」
「凄い人数だな」
「賑やかになる」
人混みは苦手な癖に店の人間が大勢集まるのは好きなのだ。
「余興でこの前の踊れって言われた」
「あれ踊ってくれんの？
楽しみだなぁ。
もう１回見たいって思ってたんだ」
ぽつりと言った言葉に潤が食い付いた。
素直に喜ぶ潤がなんだか可愛い。
思わず頑張ろうと思ってしまうくらいに。
そんな自分にびっくりして慌てて話を変える。
「荷造り終わったんなら運ぶ？」
「あっち空いてる？」
「ナンバーズは昨日の内に移動してる筈だよ。
何番貰った？」
「ナイン」
「俺と一緒じゃん。
そっか新店行ったもんな
ややこしコンビ解散かぁ」
今年からナンバーズに上がったややこしコンビはニノが雅紀のスリーを、もう１人が智のナインを譲り受けていた。
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蒼羽(プロフ) - ともさん» ありがとうございます。なんか設定が暗くて重いのが多いですね……なのにどシリアスになりきらない文章力のなさが申し訳ないです。トホホです。それでもめげずに書いて行きたいと思いますので、お付き合いよろしくお願いします。励まされ頑張れます。 (2021年2月12日 17時) (
レス) id: 878a08305b (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 終わってしまった。今回のお話も前回のお話同様…頭の中で構成図を組立ててそれを頭に叩き込みながら拝読させてもらいました(笑)皆…重く辛い過去を持ちつつも苦しみを分け合い支え合う姿に心を奪われています。とても素敵なお話をありがとうございました。 (2021年2月12日 15時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
蒼羽(プロフ) - あいさん ありがとうございます。お返事が遅くなり大変申し訳ないです。コロナに振り回されて小説書くだけでコメントまで手が回りませんでした。いつ終わるのか……外に出れない皆様のささやかな時間潰しが出来ればと頑張ります。 (2020年4月3日 14時) (レス) id: 878a08305b (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - こんばんわ、楽しく読ませてもらってます(^o^)これからも楽しみにしてます☆ (2020年3月20日 20時) (レス) id: 836a232359 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼羽
| 作成日時：2020年3月19日 20時
