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side 二郎
美味い朝ごはんを食べて明治館へ。
買い物と体験が目的だ。
五郎はオルゴールを作りたいらしい。
そして……作れるオルゴールの多様さ可愛さを見てイチくんが
「美智子さんと父さんのお土産にする」
サンドブラストのグラスと最後まで悩んだけどオルゴールにしたようだ。
音楽を選んで飾り付けて……イチくんが作るそれを見ながら五郎も作って行く。
「イッちゃん、家にも１つ欲しい」
なんて三郎が簡単に言うからイチくんは家の分と２つ同時進行で作ってた。
それでも料理以外、不器用な五郎とスピードは変わらなかった。
その間、俺たちは土産物を見て回った。
「俺……これイッちゃんに買おうかな。
オルゴールのお礼」
「座席１つ埋まるだろ、その大きさ！」
「でもイッちゃんが両手で持ってたら可愛くない？」
………可愛いか可愛くないかなら……可愛いだ。
とっても似合うだろう。
そうなると買うか買わないか………
「買わねぇよ！
どんだけ巨大ぬいぐるみ増やす気だよ！」
四郎に止められた。
「ジロ兄……内緒で買える大きさじゃないからね」
だよねぇ……
「でもテディベアだぞ」
「手の平サイズまでだ」
お、珍しく譲歩した。
なんだ、四郎もテディベアを持つイチくんは可愛いって思ってるんじゃないか。
「せめて、これ……
片手で抱っこサイズ！」
粘るな………三郎。
だが……四郎からの許可はなかなか下りない。
「シロちゃんにもお揃いで買うから！
ねっ？」
男２人でテディベアをおソロっているか？
「OK……サブ兄の支払いね」
「勿論！」
いいんだ……四郎。
「俺のも買おう！」
いや、待て待て…三郎……おまえは動物園でも色んな珍しい動物のを買ってなかったか？
どんだけ買う気だ？
「ジロ兄……テディベアは別格だよ」
なぜか四郎から説明が入る。
そういうモノなのか？
結局、片手抱っこサイズのを５人分を何故か俺が買う事になって他の土産も見てたら作り終えたイチくんと五郎が合流した。
２人とも満足気な顔をしている。
思った通りのができたのだろう。
「じゃあ、昼ごはん食べて次は熊牧場だ！」
だから張り切り過ぎだって三郎。
市場に移動してやっぱり食べるのは海鮮丼。
生魚が苦手な四郎はホッケ定食。
イチくんはミニ海鮮丼。
五郎はカニクリームコロッケ追加。
ばあちゃんの手作りカニクリームコロッケ好きだったな。
それをイチくん小学生の時に作るのマスターしてたよね？
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蒼羽(プロフ) - 青黄赤緑紫LOVEさん» コメントたくさんとお気に入り登録ありがとうございます。うちの三男さんはどっちも１番美味しい所取りしてると思います。実は変幻自在な子として位置付けてます。のんびりとしたお話なので、息抜きにほっこり読んで下さい。これからもよろしくお願いします！ (2021年12月16日 12時) (
レス) id: f9ecf164e6 (このIDを非表示/違反報告)
青黄赤緑紫LOVE(プロフ) - これからも蒼羽さんのペースで構いませんので更新、楽しみに待ってます。 (2021年12月15日 15時) (レス) id: 3c812bd8e4 (このIDを非表示/違反報告)
青黄赤緑紫LOVE(プロフ) - 仕事と家事の合間に息抜きを兼ねて引き続き読ませていただきます。先月からお気に入り作者登録させていただいています。 (2021年12月15日 15時) (レス) id: 3c812bd8e4 (このIDを非表示/違反報告)
青黄赤緑紫LOVE(プロフ) - 話の内容(情景)が鮮明に浮かび舞賀家や五十嵐家を覗き見してる感じでメイン(目線？)感情移入してキュンが止まりません。 (2021年12月15日 15時) (レス) id: 3c812bd8e4 (このIDを非表示/違反報告)
青黄赤緑紫LOVE(プロフ) - 11月中旬頃から『小さな温もりを集めて』を知り一気に拝読させていただきました。五十嵐兄さんズも舞賀兄弟も各々、特徴ある個性を表現されてるからなのでしょうか？ (2021年12月15日 15時) (レス) id: 3c812bd8e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼羽
| 作成日時：2021年11月10日 11時
