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side 三郎
……わかったよ。
ジロちゃんが意地悪じゃないって。
イッちゃんのためだったんだね。
わかったからジロちゃんで我慢しとく。
冬まで我慢しとく。
冬になったら毎日イッちゃんを温めるから。
３人の言いたい事はわかったからもう１回イッちゃんに優しくゆっくり伝える。
……これで合ってるよね？
ジロちゃんをチラッと見ると頷いてくれた。
だから気をよくしてイッちゃんをぎゅってした。
もっと伝わるように……
そしたら……
「はい、終了ーー」
「イチは疲れてるからもう寝るよ」
って双子にベリって剥がされた。
酷い……一緒に寝るの譲ったんだからもうちょっとハグさせといてよ。
「はいはい、サブ……よくできました。
おいで」
ジロちゃんに引っ張られて布団に転がされた。
奥からシロちゃん、イッちゃん、ゴロちゃん、俺、ジロちゃん。
ジロちゃん……どこまでも転がっていけるね。
だから、俺の方には来ないでね。
心の中でお願いして眠りに付いた。
夜明け前、何となく目が覚めた。
一瞬ここが何処かわからなくて見回すと思い出した。
五十嵐さんちの別荘にお泊まり。
右側に天使ずを見つけ……
左側は……ジロちゃんが行方不明。
よく見ると蚊帳の外。
放っておくけど。
だって散々蹴られてさ、殴られてさ……ちょっと寝不足なんだからね。
思い出したら、ちょっとだけ腹が立ったから天使たちの寝顔を見る事にした。
真ん丸に丸まって寝るイッちゃんを包むように抱き締めるゴロちゃん。
イッちゃんの背中にぴったりと寄り添うように引っ付いてるシロちゃん。
……ん〜……天使ず。
思わず携帯で写メを撮る。
だって可愛い過ぎるんだもん。
待ち受けにしたら絶対いい事ありそうだ。
いいモノ見れたし、もう１回寝よ。
すっごいいい夢見れる気がする。
ジロちゃんもあんなに遠くに行ったから、もう邪魔されないだろうしね。
カンカンカンカンカンカン
「何、何……何！？」
けたたましい鐘？の音で目が覚めた。
イッちゃんとシロちゃんももぞもぞ起きてゴロちゃんは、う〜って唸っててジロちゃんは飛び起きた。
「おっはよーー」
そう言ってフライパンとお玉を持った雅紀さんが清々しく笑ってた……あれ叩いたのかな？
「ご飯だよ」
ここだからできる起こし方？
ここでも響きそうな起こし方のような気がするけど。
「ゴロ……起きて。
じゃないと俺……起きれない」
振り向くと完全にホールドされてるイッちゃん。
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蒼羽(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます。本当に内容は考えてないです。彼らが勝手に動くんで、それを文章にしてるだけなんです。なのでこの先はどうなるか私もわかりません。他のお話はオチとイベント幾つかは考えて書き出してたんですが…今回は全くなしです。 (2021年7月8日 21時) (
レス) id: f9ecf164e6 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます(*＾▽＾*)海に落ちてもイチくんは本人ケロっとしてそうだなぁとか海に落ちたゴロくん大丈夫かなぁ??とか五十嵐兄弟もしっかり者の潤兄を中心に動いてるから潤兄が風邪とかでダウンしたらどう動くのかな？とか想像しながら読んでます☆彡 (2021年7月8日 9時) (レス) id: f4ca038df0 (このIDを非表示/違反報告)
蒼羽(プロフ) - butazch715413さん» コメントありがとうございます。楽しんで頂けて幸いです！書いてる私も楽しいので…お話の方は彼らの動くに任せているので私自身どうなるかわかってませんけど…これからも楽しんでいただけるよう、彼らに付いて行きたいと思います。これからもよろしくお願いします。 (2021年7月7日 19時) (レス) id: f9ecf164e6 (このIDを非表示/違反報告)
butazch715413(プロフ) - もぅ大好きです、このお話は、特に大好きで、更新 楽しみにしてまっす＼(_ _) (2021年7月7日 8時) (レス) id: 1ffa2632ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼羽
| 作成日時：2021年6月24日 1時
