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side 二郎
三郎と五郎は将来の夢を見つけてた。
俺は……無事、大学に合格できた。
これからだ。
専攻は経済学部。
将来の事を考えると時間の自由をどうにか捻出できそうな起業。
そのノウハウがわかれば、喫茶店の方の経営にも生かせるかと思った。
結局……皆、店や家族……筆頭はイチくん？を思って先の事を考えていた。
その中で四郎だけが決まってなくて焦りかけた。
三郎と五郎は結構、思い付いたら一途に突っ走る傾向にあるだけだからな。
焦る必要は何もない。
とは言え俺も一瞬、焦ったけど。
でも確かに店内で俺ができる事ってウェイターとレジくらい……
カウンターの中には入れない……
どっちにしろ人数的にももう充分だろう。
俺と他を探そうな、四郎。
大学に慣れると早速バイトを探した。
今後？のスキルアップのためにファミレスでウェイターをする事にした。
やっぱり喫茶店絡み……になってる自分に苦笑してしまうけど、仕方ない。
それしか手伝えないし。
そのバイト始める前に……別荘に行こう！
……と言う事になった。
俺がバイト始めたら忙しくなって行けないだろうって。
五十嵐家の噂の別荘。
………メルヘン。
五十嵐家は洋風モダンな家だったけど……ここはメルヘンだ。
美智子さんの趣味らしい。
「これでも抑えたんだよ」
「そうそうピンクの屋根は流石にね」
「緑に変えたよ」
オフホワイトの壁に緑の屋根。
形は和風なのにな。
着くなり荷物を下ろして、俺らは広い座敷に翔さんが積んで来たレンタルの布団を広げて蚊帳を吊った。
なんか、The田舎な雰囲気がアップする。
ここで雑魚寝……楽しいかも。
それから手土産を持ってご近所回りをするそうだ。
食材確保のため？
前に潤さんとイチくんが行った時も山ほど持って帰って来たもんな。
本当だろうか？
「こんにちわー！」
「おやおや、男前が倍になってるねぇ」
「しかも若返ってるし」
「可愛い子もいるねぇ」
「あら、皆、男の子なの？」
「あらあら漸くお嫁さん連れて来たと思ったのに」
どの家のおばあちゃんたちも口々に好き勝手言いながら、ころころと笑ってる。
それでも家毎に野菜や魚、肉、なんならお酒やジュースまで渡された。
「あらあら、この間来てたわねぇ。
潤ちゃんの奥さん」
「弟ですって…」
顔は覚えているのに嫁さんだと間違って覚えるって…器用だな。
潤さんは訂正してるけど。
きっとこのおばちゃんの頭の中は訂正されてない。
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蒼羽(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます。本当に内容は考えてないです。彼らが勝手に動くんで、それを文章にしてるだけなんです。なのでこの先はどうなるか私もわかりません。他のお話はオチとイベント幾つかは考えて書き出してたんですが…今回は全くなしです。 (2021年7月8日 21時) (
レス) id: f9ecf164e6 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます(*＾▽＾*)海に落ちてもイチくんは本人ケロっとしてそうだなぁとか海に落ちたゴロくん大丈夫かなぁ??とか五十嵐兄弟もしっかり者の潤兄を中心に動いてるから潤兄が風邪とかでダウンしたらどう動くのかな？とか想像しながら読んでます☆彡 (2021年7月8日 9時) (レス) id: f4ca038df0 (このIDを非表示/違反報告)
蒼羽(プロフ) - butazch715413さん» コメントありがとうございます。楽しんで頂けて幸いです！書いてる私も楽しいので…お話の方は彼らの動くに任せているので私自身どうなるかわかってませんけど…これからも楽しんでいただけるよう、彼らに付いて行きたいと思います。これからもよろしくお願いします。 (2021年7月7日 19時) (レス) id: f9ecf164e6 (このIDを非表示/違反報告)
butazch715413(プロフ) - もぅ大好きです、このお話は、特に大好きで、更新 楽しみにしてまっす＼(_ _) (2021年7月7日 8時) (レス) id: 1ffa2632ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼羽
| 作成日時：2021年6月24日 1時
