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side 五郎
まさかサブ兄も同じ事考えて先に行動してるなんて思わなかった。
確かに１番フットワーク軽いけど。
余り考え込まないけど。
思い付いたら即行動するけど。
でも…ちょっと照れ臭かったからサブ兄が同じ事考えてくれてたのが、嬉しいし心強い。
そんな俺に潤さんはパソコン画面に立ち上げた図面を見せてくれた。
「駐車場スペースは削れないとして今ある土地でできるのは、これが限界だ。
壁をとっぱらってガラス張りにして敷地ギリギリまで広げる。
それで４人席なら２つ。
４人席１つと２人席２つでもいいし、それならどうにかできる。
どうする？
後は駐車スペースを削るしかないが、おまえたちもこれから車買う事になるなら必要だろう。
後は庭を潰すかだが綺麗な花咲いてたろ？」
ばあちゃんと母さんが育ててた木や花。
……そう言えば枯れてない。
ずっと綺麗なままだ。
それもイチ……だよな。
そんな所まで。
イチの事もだけど家といい店といい……俺ら、どんだけ見てないんだ？
「それも考えて１度兄弟で話し合った方がいいだろ？
それで決まったら教えてくれ。
また考えるよ。
これは現状の限界の１例として完成したらプリントアウトして渡す」
「……はい。
ありがとうございます」
「気にする事はない。
仕事だからな」
そう言って笑いながら俺の頭を撫でた。
……スキンシップが多いとは思ってたが、俺たちにもしてくるんだよな、五十嵐の兄さんたち。
そしてそれが嫌じゃないのが不思議だ。
それから次の休みの日に兄弟揃って集まって話した。
皆驚いてた。
サブ兄なんか『一緒〜』とか言って抱き付いて来て潰れそうになったし。
「いいの？」
最早…口癖だな。
その都度確認するのは……
「俺らがしたいんだよ。
じいちゃんと母さんの店をイチと一緒に守りたい」
「そうだよ。
イッちゃん、一緒に頑張ろうね」
で、またサブ兄が俺とイチをまとめて抱き締める。
だから……痛いってば。
五十嵐兄さんずに感化されたのか、サブ兄は最近ハグが多い。
でも…サブ兄の力はハグのレベルじゃないから。
「狡い……」
……ジロ兄の呟き。
でもさ、ジロ兄……そもそもジロ兄はさ。
「キッチン出禁なジロちゃん喫茶店で何すんのさ？」
……サブ兄ストレート過ぎ。
「１人くらいスーツ姿見たいよ」
なんてイチが呟くと
「スーツ着る！」
単純だ。
「皆……決まってんだ」
今度はシロが呟いた。
「いや、ジロ兄は違うぞ」
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蒼羽(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます。本当に内容は考えてないです。彼らが勝手に動くんで、それを文章にしてるだけなんです。なのでこの先はどうなるか私もわかりません。他のお話はオチとイベント幾つかは考えて書き出してたんですが…今回は全くなしです。 (2021年7月8日 21時) (
レス) id: f9ecf164e6 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます(*＾▽＾*)海に落ちてもイチくんは本人ケロっとしてそうだなぁとか海に落ちたゴロくん大丈夫かなぁ??とか五十嵐兄弟もしっかり者の潤兄を中心に動いてるから潤兄が風邪とかでダウンしたらどう動くのかな？とか想像しながら読んでます☆彡 (2021年7月8日 9時) (レス) id: f4ca038df0 (このIDを非表示/違反報告)
蒼羽(プロフ) - butazch715413さん» コメントありがとうございます。楽しんで頂けて幸いです！書いてる私も楽しいので…お話の方は彼らの動くに任せているので私自身どうなるかわかってませんけど…これからも楽しんでいただけるよう、彼らに付いて行きたいと思います。これからもよろしくお願いします。 (2021年7月7日 19時) (レス) id: f9ecf164e6 (このIDを非表示/違反報告)
butazch715413(プロフ) - もぅ大好きです、このお話は、特に大好きで、更新 楽しみにしてまっす＼(_ _) (2021年7月7日 8時) (レス) id: 1ffa2632ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼羽
| 作成日時：2021年6月24日 1時
